ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに交換するためには中継サイトを経由する必要があります。
2018年3月まではドットマネーやPeXを通してソラチカルートに乗せることができたためあまり日の目を見なかった中継サイト「Gポイント」について解説していきますよ。
目次
Gポイント基本情報
運営会社:ジー・プラン株式会社
換金レート:1ポイント=1円
JIPC:加盟
ポイント有効期限:最後のポイント増減より1年
最低交換額:1ポイント(1円相当)より
紹介ポイント:紹介者300ポイント、被紹介者50ポイント
マイル交換:
LINEポイント→メトロポイント→ANAマイル 81%
JRキューポ→セゾンカード→ANAマイル 最大70%
Nimocaポイント→ANAマイル 70%
マイルへの最低交換額:
LINEポイント 100ポイント以上100ポイント単位
JRキューポ 1,000ポイント以上1,000ポイント単位
Nimocaポイント 1ポイント以上1ポイント単位
ティア制:2ティア 10~40%
Gポイントの評価・評判
ポジ評
Gポイントのポジ評としては、会社が大きいのでとりあえず安心ということが挙げられます。
運営会社のジー・プラン株式会社は資本金2億9600万円とポイントサイト運営会社としてはかなり大きい会社で、この会社の出資者として名を連ねているのが大手通信会社のビッグローブと泣く子も黙る三井住友カードです。
まあ大きい会社であれば全て安心というわけではありませんが、少なくともユーザーのポイントを抱え込んだまま夜逃げなどというような事態に陥ることはほぼないと言っていいでしょう。
また、JIPCに加盟していることで夜逃げなどのリスクは抑えられています。
もう一つは、ポイントの提携先が多く、貯め込んでも用途に困ることがない点です。
ポイント合算サイトのはしりとも言える存在で、同じポジションであるドットマネーやPeXなどと比べても交換先を多く用意しています。
2018年4月以降のソラチカルート閉鎖発表後にGポイントに光が当たったのもこの提携先の多さが要因と言えるでしょう。
ネガ評
これまで私もあまり利用してこなかった原因でもあるのですが、Gポイントから提携先ポイントに交換する際に、5%の手数料がかかってしまう点がネックになっています。
この5%についてはGポイントサイト内の広告を利用することでバックされるので実質無料と言えば聞こえはいいのですが、Gポイントの広告は他のポイントサイトに比べても還元率が高いとはお世辞にも言えません。
ですので普通に他サイトとの比較を行いながら広告を消化しているとどうしてもGポイントの広告の利用には至らないんですね。
そのため5%の手数料を取り戻すために、半年に一度程度はネットショップなどで低めの還元率を甘んじて受け入れるしかないということになります。
差額自体は微々たるものなのですが、サイトの利便性を上げるのではなくポイントを人質に取って広告利用を促すやり方ですのであまり良く思われはしないでしょう。
実際に私もこのシステムになってからGポイントの利用は殆どありませんでした。
とはいえソラチカルート閉鎖後は、Nimocaルートを利用できないユーザーにとってGポイントは中継サイトとして外せないポジションになったのは確かです。
提携先の多さで強気に出た戦略が予期せず功を奏した結果となりました。
Gポイントでの案件
主な可能案件
- ショッピング
- クレジットカード発行
- 会員登録系
- 外食モニター
- 商品購入モニター
ポイントサイトとして必要な案件は一通り揃っています。
私は商品購入モニターを1度利用した程度でほとんど使っていませんが、この先ポイント交換手数料を取り戻すためには半年に1度位は何がしかの広告を利用していかなくてはいけません。
これを機に広告案件の還元率の方も頑張ってほしいですね。
Gポイントを利用しての所感
正直従来はドットマネーとPeXの方が色々有利だったためあまり利用してはいないのですが、ソラチカルート閉鎖後はGポイントの優位性が相対的に高まり利用頻度も増えてきますので基本的な情報にとどまってはいますが書き記していきます。
手数料は5%かかるが広告利用で取り戻せる
既に触れていますが、Gポイントは提携先のポイントなどに交換する際、5%の手数料がかかります。
定額でいくらとかではなく定率でかかってきますので、交換手数料50円がかかっていた昔のPeXのように貯め込んでから交換して手数料の負担割合を減らすというやり方は通用しません。
しかしながら、Gポイント内の広告を利用することによってかかった手数料相当額がポイントバックされることになっていますので、実質の手数料は無料とも言えます。
ポイントの交換申請をした月の「前月1日から4ヶ月後の月末まで」の間に還元対象広告のポイントを獲得完了していれば手数料分は返ってきます。
ここで重要なのはこの「獲得完了」というところです。
通常、ショッピングなどのポイント付与は購入後1~2ヶ月かかることが多いので、ポイント交換申請後しばらく経ってから手数料還元のことを思い出して広告を利用しても間に合わないケースが起こりうるんですね。
ですので、ポイント交換を行おうと思ったら実際の交換前にポイント獲得を完了した状態にしておくのがベスト、そうでなければ忘れないうちに広告を利用し、早めに予定ポイントへの反映を確認するのが望ましいでしょう。
まあ一番はGポイントの広告が常用に足る還元率を用意してくれるのがいいんですけどね。
下で述べますがGポイントの還元率はお世辞にもいいとは言えません。
ちなみにこの広告案件、ゲームなどでのポイント獲得は含まれません。
ちゃんとした広告利用を行わないと手数料は返ってきませんのでご注意ください。
広告の還元率はイマイチ
上で少し擦りましたが、Gポイントは広告の還元率が良くありません。
多くのポイントサイトで1%の横並びとなっている楽天市場でさえ0.5%という低還元率で、私がよく利用しているLOHACOでもClub Panasonicコインの2%に対し半額の1%です。
クレジットカード発行案件でもGポイントが1位を取ったという話は聞きませんし、FX案件でも上位に入っているのを見たことはありません。
FX案件自体が縮小しているということもありますが、SBI FXでは1位の9,100円に対し3,500円という還元に留まっています。(2018年2月20日現在)
唯一外食モニターや商品購入モニターは元締めサイトと同じ金額を還元していますが、こちらは手数料バックの対象外となっています。
何が何でもオリジナルの案件を消化してもらいたいようですが、広告を常用されるレベルには達していないと言えます。
でも結局マイル交換への基地としては必須
ユーザーに対する無駄に強気な姿勢が目につくためここまであまりいいことを書いてきませんでしたが、ANAマイル交換のために欠かせないサイトであることは間違いありません。
ソラチカルート閉鎖後に当面の間利用されるであろうLINEポイントからのソラチカルート(81%)、及びLINEポイントからのソラチカルートがなくなった後に利用されるであろうJQルート(70%)の交換率を実現するためにはなんやかんやGポイントを経由する必要があるためです。
というのもLINEポイントへ交換できる提携サイトは少なく、等価でLINEポイントへ移行できるポイントサイトはGポイントとポイントタウンくらいしかないためです。
Nimocaルート(70%)であればGポイントを経由する必要はありませんが、こちらは九州か函館にある交換機を利用しなければなりませんので行く予定のない方にとってはより条件は厳しいでしょう。
しかしこのGポイント経由の交換ルートですが、現状多くのポイントサイトではGポイントに直接交換することはできません。
私が登録しているポイントサイトではClub Panasonicコインとモッピー、ちょびリッチだけがGポイントに等価交換が可能で、陸マイラー御用達のハピタスをはじめとするほとんどのポイントサイトでは不可能です。
例外として、ポイントタウンとモッピーではGポイントをすっ飛ばしてLINEポイントに交換ができます。
ポイントタウンは等価でLINEポイントへ交換できますが、モッピーは交換率が90%で若干目減りしてしまいます。
ではその他のポイントサイトからはどうやってGポイントに交換するかという話になるんですが、まず各種ポイントサイトからPeXに交換し、そこから三井住友カードのワールドプレゼントポイントに交換、そしてやっとGポイントにたどり着く、という流れです。
そしてANAマイルにするためには、LINEポイント→メトロポイント→ANAマイル、もしくは、JRキューポ→永久不滅ポイント(みずほマイレージクラブカード/ANA所持)→ANAマイル、といくつもの中継が必要になります。
従前のソラチカルートと比べるとやはり経由が増えて面倒にはなっていますね。
それほど交換率にはこだわらないというのであれば、PeX→ワールドプレゼントポイント→ANAマイルと60%交換にしてしまうのも手かと思います。
ただこれだと特典航空券一本ならいいのですが、スカイコインの利用を考えている方にとっては現金化したほうがお得になってしまうので注意が必要です。
話が逸れましたが、交換ルートをまとめるとこんな感じになります。
LINEソラチカルート
- Club Panasonicコイン→Gポイント→LINEポイント→メトロポイント→ANAマイル(81%)
- ちょびリッチ→Gポイント→LINEポイント→メトロポイント→ANAマイル(81%)
- ポイントタウン→LINEポイント→メトロポイント→ANAマイル(81%)
- モッピー→LINEポイント→メトロポイント→ANAマイル(72%)
- モッピー→Gポイント→LINEポイント→メトロポイント→ANAマイル(81%)
- その他ポイントサイト→PeX→ワールドプレゼントポイント→Gポイント→LINEポイント→メトロポイント→ANAマイル(81%)
JQルート(みずほマイレージクラブカード/ANA所持)
- Club Panasonicコイン→Gポイント→JRキューポ→永久不滅ポイント→ANAマイル
- モッピー→Gポイント→JRキューポ→永久不滅ポイント→ANAマイル
- ちょびリッチ→Gポイント→JRキューポ→永久不滅ポイント→ANAマイル
- その他ポイントサイト→PeX→ワールドプレゼントポイント→Gポイント→JRキューポ→永久不滅ポイント→ANAマイル
こんな感じです。
JQルートはLINEソラチカルートが閉鎖されるまでの間に整備しておくのがいいでしょう。
ここまで読んで「いやJQルートって何よ?」と思った方は下記にてJQルートの解説をしていますのでよろしければどうぞ。
Gポイントの登録方法
まずは上記バナー↑より登録ページへ進みます。
画面下の「いますぐ無料会員登録」のリンクをクリックすると情報登録ページへ進みます。
登録情報は、
- 希望の会員ID
- メールアドレス
- ログイン用パスワード
- 性別
- 生年月日
入力したら下の画像認証にある文字を打ち込んで「規約に同意して登録」リンクをクリックします。
尚、メールアドレスについてはGポイントからの広告メールが届きますのでポイントサイト用にフリーメールアドレスを取得しておくことをお勧めします。
フリーメールアドレスの取得については下の記事で解説していますよ。
登録するボタンをクリックすると確認画面になりますので、間違いがなければ「仮登録する」ボタンをクリックします。
その後程なくして登録したメールアドレスに仮登録メールが届きます。
届いてない場合は迷惑メールフォルダなども覗いてみましょう。
届いたメールアドレスに記載のリンクをクリックすることで登録は完了です。
「どんどん使い倒してポイントを稼ぎましょう!」という類のポイントサイトとはいえませんが、中継基地として使い倒す価値は十二分に持っていますので足場としてしっかり使い倒しましょう!
Gポイントのメリットデメリットまとめ
Gポイントのメリット
- 1ポイント=1円でわかりやすい。
- 運営企業の身元が明らかで、JIPCにも加盟しているため夜逃げなどのリスクが少ない。
- 提携先が多くポイントの使い道に困らない。
- ANAマイルへの高レート交換を実現するためには必須の中継基地。
こんなところでしょうか。
様々なポイントサイトでANAマイルを貯めようと思ったとき、ここを経由しない場合はポイントサイトによっては6割の交換率となってしまうのでこの点については他の中継サイトに対して大きな優位性を持っています。
Gポイントのデメリット
- ポイント交換に取り戻し可能とはいえ5%の手数料がかかる。
- 広告の還元は控えめで常用に足る水準でない。
- ANAマイルにする場合、多くのサイトからは直接Gポイントへの交換ができず、PeXとワールドプレゼントポイントを経由する必要がありルートと時間が長くなりがち。
デメリットとしては地味に痛い点が多いです。
しかしこの痛みを受け入れないとANAマイルへの高交換率が実現しにくいというジレンマがあります。
特に手数料問題と還元率問題を解決してくれればかなりの良サイトなのですが、強気の姿勢のままソラチカ閉鎖によって相対的に地位を上げることができてしまったため改善はあまり望めないでしょう。
今後他のポイントサイトが続々とLINEポイントもしくはJRキューポへの等価交換を開始した場合はその限りではありませんが、現時点ではANAマイルへの高交換率を望む陸マイラーにとっては必須のサイトと言えます。
私も思うところはありますがGポイントを利用することで受けられる恩恵は大きいです。
以上Gポイントについて不満も織り交ぜつつ解説してみましたがいかがでしょうか。
とりあえず半年に1度位のペースで広告利用のポイントを獲得していけば手数料は戻ってきますので、この先の陸マイラーライフの力になってくれることは間違いないと思います。
ではまた!