さて今回は私が当選した「サザンオールスターズライブツアー2019『キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクでも握ってろ!』だと!?ふざけるな!!」の中で唯一の首都圏公演に行ってきました。
場所は地獄と名高いメットライフドーム(西武ドーム)です。
※なるべくセットリストなど詳細については書かないようにしていますが、演出など若干のネタバレを含みますのでご了承下さい。
前回子連れで参戦した松山公演の記事はこちら
チケット申し込んだら地方ばっかり5つも当選した話はこちら
スポンサーリンク
目次
さすがのドーム公演は超遠距離。全く見えない。
前回行った愛媛県武道館は小さい会場であった上、奇跡的に8列目正面という超VIP席を割り当てられました。
そのため、サザンが自分だけのために歌ってくれていると思うほどの近距離でステージを見ることができました。
というかもうサシのライブみたいなイメージですね。嘘ですけど。
しかし今回の席はこちら
メットライフドーム(西武ドーム)の席の配置は
ステージが外野側で席が1塁側バックネット裏ですから、ほぼ正面とはいえ距離がだいぶあります。
概ね100mくらいでしょうか、正直な話ステージ上の演者の様子などはほとんど見えません。
前回は10mくらいの至近距離でしたのでそれに比べるとずいぶん離れた席になってしまいました。
周りのお客さんはオペラグラスを用意している人もいましたね。
「オペラグラスはこういうときに使うんだな」ということを知りました。
今回はずいぶん遠いな…。
と、ずいぶんと身勝手な落胆をしていましたが、遠くの席ならではの楽しみは存在しますのでそれについてちょっと書いていきますよ。
そして子連れに関してですが、今回の公演では「西武ドームはイベント時には地獄」という事前情報を得ていたため、義母に頼み込んで子供を預かってもらいました。
聞いていた通り様々な困難もありましたのでそれについては別の記事にまとめようと思っています。
ちなみにこのバックネット裏スペシャルシートですが、なんと椅子がソファに近いフカフカシートです。
そのためかライブ序盤から中盤にかけては、アリーナ席よりも着席している人が多かったような気がします。
それでも終盤の佳境に入ってからはほぼ全員が立ち上がって盛り上がっていました。
年齢層も高く、桑田さんが
と再三にわたり気遣うほどなんですが、やはり終盤の盛り上がりは凄まじいものがあります。サザン恐るべし。
2回目のサザンライブ、遠い席ならではの楽しみ方。
観客席の全体が見え、演出を体感できる。
今回のサザンライブツアー2019では、観客に腕時計タイプのライトが配られます。
場内撮影禁止につき写真はありませんが、おそらくすべての公演でこれは配られているはずです。
このライトが曲に合わせて様々な色に光ってライブを彩ってくれます。
前回の公演では前方の席だったため、これが光っていることによる演出効果はいまいちよくわかりませんでした。
くらいのもんです。
しかし、後方席で3万人からの大観衆を見渡したとき、この光景は圧巻の一言に尽きます。
3万個のライトが光ってうねるわけですからその一体感たるやすごいですよ。
松山公演の前方席では味わえなかった一体感を西武ドームで得ることができたのは貴重な体験でした。
前列は前列で楽しんだのですが、後方は後方で別の楽しみがある最も顕著な出来事でしたね。
両側のビジョン演出も楽しめる。
会場が広いだけあり、後方の席はステージ上の動きがほとんどわかりません。
正直目を凝らさないとどこに誰がいるのかもよく見えません。
しかしそんなことは百も承知の主催者側は、そんな人達のために補助スクリーンを設置してくれています。
後方座席向けにステージの両脇に大型ビジョンを2つ、さらに外側には角度のきつい袖席向けに中型ビジョンが2つ設けられています。
これが後方正面席からは全てよく見えるんですね。
前回座った前方正面の席ではビジョンは角度的によく見えませんでしたが、今回はビジョンを使った演出も存分に堪能できました。
詳細には触れませんが、さすがエンターテイナーのサザンオールスターズ、かなり凝って作り込んでいます。
チケット代はどの席も同じというだけあって、ステージから遠い席の人も損させないという信念が伺えます。
ステージ全体の流れが見える。
これは同行した妻が言っていました。
私は目が悪くよく見えなかったのでほぼビジョンばかり見ていたのですが、ステージもちゃんと見ていた妻曰く、
サザンお付きのダンサーってやっぱすごいわ。
とのことでした。
確かに前回はステージが近かったため、ステージの端の方は結構派手に首を回さないと観ることができませんでした。
そのためダンサーさんとかが動き回ってもその動線を追いきれないというのは確かです。
そういった意味でステージ全体の演出を楽しむには後方席は向いているかもしれませんね。
ライブならではのちょっとした事故も気づいて楽しめる。
毎回起こるわけではありませんが、ライブは生なのでちょっとした事故もあります。
今回はたまたまちょっとした事故が起こりました。
以前に書いた「ライブのお作法に戸惑った話」という記事で触れた、観客の所作の中に、「両手を上げて左右に振る」というものがあります。
この記事の中では、
と書きました。
しかし、今回の公演ではなんと、「桑田さんとコーラスさんが逆に揺れる」という事件がありました。
もしかしたら前回もあったのかもしれませんが前方席の我々にはわかりません。
仮に前方の席であれば、コーラスさんと桑田さんで真似しやすそうな方を見ていれば自分の動きに戸惑うことはありません。
せいぜい隣の人と逆に動いてぶつかり「あっ・・・」となるくらいです。
しかし後方の席の人達はそうもいきません。
なにせステージ上の動きがよく見えないので、モニターに映し出される人の動きに合わせざるを得なくなります。
まず最初にタイガーさんが映し出されてそちらの方向に合わせて動きます。
しかし次の瞬間には逆の動きをしている桑田さんの姿が映り、タイガーさんに合わせていた観客(私を含む)がみんな「あれっ???」となります。
そして無理やり桑田さんに合わせ直すのですが、再度モニターがタイガーさんを抜いたときに逆方向だと気づいてまた「あれれ???」となります。
途中でタイガーさんとODYさんが気づいて、2人は桑田さんの動きに合わせ直すのですが、そのときには桑田さんの揺れるリズムが通常と異なっていました。
曲調も曲調なので間違ったリズムというわけではありません。
もうこうなったらコーラスのお二方もお手上げです。
桑田さんに合わせるのを早々に諦め本来の動きに戻ります。
こうなるとモニターを振る方向の参考にしているオーディエンスはどうしようもありません。
モニターが切り替わるたびに方向はどっちなんだと大混乱です。
結局当該曲のその振り付けの間、私を含むモニター参考組はアワアワしながらトンチンカンな動きを繰り返していました。
その一部始終を見ていた隣の妻は、
せっかく2人が合わせたのにーwwwww
と大ウケしていました。ぐぬぬ。
おそらくアリーナ席やステージが見やすい前列の人達はこのドタバタに気づこともなかったのではないでしょうか。
こういったドタバタに巻き込まれたり眺められたりで楽しめるというのも後方席ならではかもしれませんね。
スポンサーリンク
後方でもご心配なく。飛び出すアレもちゃんともらえます。
さてライブでよくあるのが、佳境に入ってステージから噴射される例のテープです。
別に持って帰ったところで使い道もないのですが、やはりライブで楽しんだ証として持って帰りたいというのが人情です。
ドーム会場は広いので、ステージから噴射されたテープはもちろんスタンド席には届きません。
アリーナ席でも後ろの方は届かないでしょう。
しかしご安心召され。
届かない後方席の人達のためにスタッフさんが袋に入った例のテープを歩きながら配ってくれます。
ただしこれは割と観客の善意に依るところがあります。
というのも、スタッフさんは袋に入ったテープを手の届く範囲の人にしか配りません。
ですので、受け取った通路側の人が自分の分をもらって残りを隣に回して行き渡るようにしなければ真ん中の人は入手できないことになります。
そして我々が座っていた席は1塁側のバックネット裏の中では一番内野普通席に近いブロックでした。
左側(ホームベース側)通路からはスタッフさんが配りに来ていたものの、右側(内野席側)からは配給がありませんでした。
並びとしては左から、
カップル | 妻・私 | 女性2人組 | 夫妻 |
この中で猛烈にテープを欲しがって手を伸ばしていたのが、
- 左隣のカップル
- 妻
- 右側の女性のうち1人
でした。
右端のご夫婦は特に欲しがっていなかったように見えます。
我々は松山公演の際に降り注いできたテープを大量に持って帰っていたため私はスルーしていたのですが、何故か妻は手を伸ばしてテープを欲しがっていました。
そして左のカップルは受け取ったテープを右側に回すことなく、残念ながら右側の女性は手を伸ばしていたにもかかわらずテープを受け取ることができませんでした。
私はテープを1本だけ受け取ることができた妻に、
と言うと、妻はそれを右隣の女性に渡します。
女性は最初は「悪いから」と言って遠慮していましたが、妻は松山で既に手に入れていることを伝えると受け取って妻に感謝していました。
どうやら妻は右側からスタッフさんが来ていないのに気づき、最初から受け取れなかった右側の人に渡す目的でキープしたんだそうです。
今回も妻のライブ慣れっぷりには感心させられるばかりでした。
もしスタンド席でスタッフさんに噴射テープを複数もらったら、独り占めせず奥の人に回してあげてくださいね!
サザンツアーメットライフドーム公演に行ってきた話まとめ。
- ドームはやはり広い。ステージ全然見えない。
- でも後ろは後ろで別の楽しみ方もある。
- モニターならではの楽しみ方も。
- ステージから噴射されるテープ、スタンド席でも入手可能。
- 通路側の人はたくさんもらったら奥の人におすそ分けしてね。
- どこに座ってもサザンのライブは最高!
我が家は幸運にも2回のライブで前方の席と後方の席の両方楽しむことができました。
その上でわかったことはやはり最後の項目に尽きます。
サザンのライブは入場してみるまで席がわからない仕組みになっています。
いざ入場したときに後ろの席と発覚してもガッカリする必要は全くありません。
「今日は前と後ろどっちで楽しめるかな~」と想像するのもまた一つの楽しみではないかと思った次第でございますよ。
ではまた!