我が家ではPanasonic製の洗濯機「NA-VH310L」を利用しています。
この間、「U11」のエラーが出て長期保証で修理してもらったのですが、どうやら自力で解決できそうなので修理の人に色々聞いてみました。
※今回の記事では汚い写真がちらほら出てきます。
なるべく汚くならないように頑張ってはみますが予めご了承ください。
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目次
Panasonic にいきなり出たエラー「U11」
我が家ではPanasonic製の洗濯機「NA-VH310L」を利用しているのですが、先日洗濯中にいきなりエラー音が出て止まってしまいました。
表示されたエラーは「U-11」。
エラー対策の一覧を見てみると、
ホース倒し忘れってどういうことだよコンチクショウ!
買ってこのかたそんな作業したことないわ!
ホースの倒し忘れは意味がわからないので排水フィルターをチェックしても特に異物が詰まっているとかはない様子。
一応洗ってはみましたがすすぎは一向に進みません。
奥の方になにか詰まっているかもしれないので針金を使って探ってみるも何かが取れることもなく、結局諦めて洗濯は中断したまま寝ることにしました。
明日8時起きなのにもう午前3時です。辛い。
修理屋さんを呼んで直してもらう
幸いこの洗濯機を買ったのは4年前なのでビックカメラの長期保証がまだ効いています。
次の朝さっそく電話をして、翌日の修理予約を取りました。
ヒートポンプの故障で保証修理はしてもらったことはあるのですが、排水異常での修理は初めてで、無料でいけるかどうかかなり不安でした。
長期保証は購入時に説明されない対象外案件が結構ありますからね。
結局原因は異物の詰まりで、内部から私が使っていたマスクと、妻の使っていた化粧用パフが出てきました。
気になる料金ですが…
と、今回は費用はかかりませんでしたが、次回からはお金がかかりそうな雰囲気を醸し出されました。
次回から有償になりそうなので、この際気になることを聞いてみた
とりあえず今回は保証でなんとかしてもらいましたが、意外と簡単に小さいものが詰まるとなると、そのたびに修理を呼んでお金をかけるのは御免です。
ですのでこの機会に修理屋さんにいくつか聞いてみました。
U-11エラーは自分で直せる?
今回のは自分で取れるものなんですか?
前面のパネルはドライバーで開けられますんで大丈夫です。
というわけで詰まっていた場所と部品の外し方などを教えてもらいました。
やり方ついては後述しますね。
勝手に開けて怒られない?
何とも微妙な回答ですが、要はちゃんと戻してあればそれを現場で追及されるようなことはなさそうです。
だそうです。
いずれにしても分解は自己責任ですので、この記事を読んだからといって安易に分解をするのはお勧めしません。
責任取れとか言われても無理ですしね。
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パナソニック製洗濯機でU11エラーが出た時の対処法
基本的な対処に加え、今回修理屋さんから教えてもらったやり方を記載していきます。
もちろん異物が詰まる場所はここだけではありませんし、そもそもわかりやすい異物だけがU11エラーの原因とは限りません。
そういった場合はここに書くやり方では直らないので、結局修理屋さんのお世話になるでしょう。
まずは排水フィルターをチェック
本体前面下にある小さな扉を開けるとツマミがあります。
これをひねって引き出したものが排水フィルターです。
まあこれは説明書にも書いてある基本的なお手入れですのでご存知かと思いますが、このフィルターが埃や異物で目詰まりを起こしてエラーが出ることがあります。
これに関してはフィルターの異物を取り除いたり掃除すれば解決しますので詳細は省きますね。
排水フィルターの入っていた場所も見てみよう
これは排水フィルターを掃除しているときにみつけたんですが、排水フィルターの格納スペースに異物が落ちていることがあります。
上から流れてきた異物がフィルターにキャッチされず、フィルターと壁の間をすり抜けてフィルターの下に滑り込んでいくことがあるんですね。
我が家では妻の化粧用パフがここに納まっていたことがありました。またパフか!
これは放っておくと下まで流れていって排水口を詰まらせる危険がありますので、排水フィルターを掃除するときに一緒にチェックすることをお勧めします。
針金があれば試してもいいが、深追いは禁物。
排水フィルターに流れてくる口と、排水フィルターから流れていく口の周辺に異物が詰まる可能性もあります。
本体のパネルを外すのが面倒な場合、針金を突っ込んでみてワンチャンに賭けるという手もあります。
うまくいけば針金に引っかかって異物を掻き出せるかもしれません。
ただし、洗濯機内部の排水管には、ブニュブニュした素材の柔らかい素材のものを使っている部分もあります。
その排水管を傷つけてしまったり最悪穴を開けてしまう可能性もあります。
あと、どこかの突起に引っかかって抜けなくなったりすることもあります。
実際今回針金を突っ込んだ時には引っかかって抜けずにかなり焦りました。
針金で解決できる可能性もありますが裏目に出る可能性も充分にありますので深追いは禁物です。
今回教わったNA-VH310Lの内部掃除手順
上記をやってみて駄目ならいよいよ分解して掃除するしかありません。
難しくはないですが結構細かい作業になりますので、もし真似する場合は慎重に行ってください。
繰り返しますが、分解掃除を推奨しているわけではありません。
自信のない方は安易に真似しないでください。
自信のある方は自己責任でお願いします。
というわけで今回教わった分解の手順です。
念のため水を受ける容器やバスタオルなどを用意。
我が家では電器屋さんが修理してくれたあとに分解したので関係ありませんでしたが、詰まりが取れた瞬間に詰まっていた内部の水が一気に流れ出してくる可能性があります。
エラーが出てから時間が経っていれば既に(少量ずつの)排水が終わっていて被害がない場合がありますが、エラー発生後すぐに分解に取り掛かる場合などは特に危険です。
できればエラー発生後、時間を置いて作業を開始したほうが水ドバーーの危険は減ります。
どれくらい時間を置いたほうがいいかは詰まりっぷりによって異なりますが、まあ一晩くらいは置いたほうがいいかと思います。
詰まっているとはいえ排水自体は少しずつ行われていますので、時間を置いて危険を減らすほうが無難です。
その上で水が溢れ出てきた場合に備えて水を受け止める容器を用意しておいたほうがいいでしょう。
大型のバケツはスペース的に入らないと思いますので現実的には小型の洗面器とかになるのでしょうか。
機械部分にかからないようにバスタオルなど厚手の布を敷いておくのもいいかもしれません。
電源プラグを抜き、洗濯機前面のパネルと基盤(っぽい何か)を外す
洗濯機に限らずですが、電化製品を分解する場合は必ず電源プラグを抜きましょう。
内部は素人が触ることを想定して作られていないので、感電の可能性は否定できません。
電源を抜いたのを確認したらまず前面カバーを外します。
これは簡単で、ネジを3箇所外すだけです。
下の2つは、保護シールに隠れているため、シールを剥がしてパネルの何処かに貼っておくといいでしょう。
一応終わったら元に戻しておくほうが無難です。
外したネジは絶対になくさないように置く場所を決めておきましょう。
できれば転がったりしないように小さな箱などがあればベストです。
ちなみに今回はアイコスの空き箱を使いました。
ネジを外したらパネルを下側から外します。
次は手前の基盤らしきものが邪魔なのでこれも外します。
こちらも3箇所ネジで止められていますので同じようにネジを外しましょう。
配線が取れないように注意しながら、このパネルを優しく手前に倒します。
結構重いので慎重に。
とりあえずこれで分解の準備は整いました。
該当部品の取り外し
今回マスクとパフが詰まっていたのは下の赤で囲った部分です。
これを外して掃除を行うのですが、外し方にはコツが要りそうな感じでした。
まず、当該部品にくっついている棒状の部品を取り外します。
くっついているところが回る仕組みになっているので、少し回してから取り外すと少しやりやすいでしょう。
すすぎが始まるとこの部分を引っ張って排水経路を開くという単純な仕組みなんだそうです。
戻すときにこの棒状の部品を引っ掛け忘れるとすすぎも排水もできなくなりますので戻す時は忘れないようにしましょうね。
自分でも書いておかないと忘れそうです。
この棒状の部品を外したらいよいよ当該部品の取り外しです。
①は本体側の突起、②は部品側の突起です。
②を円周の外向きに浮かせて、①を乗り越えさせる形で反時計回りに部品をひねることで取り外すことができます。
取ったらそれがつながっていた上の部分あたりに異物が詰まっていることが多いです。
上の白い部分か、もしくは下の黒いホースのどちらかに異物がなければ別の場所に詰まっています。
詰まっている場所が洗濯機より下なら洗濯機自体をを移動させる必要がありますし、もっと内部であればさらなる分解が必要になります。
ここになかった方のお力にはなれず申し訳ありませぬ。
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取り外した部品を戻す
異物が取り除けたら、今度は部品を元通りにしなければいけません。
基本的には外したときと逆の手順でやっていけば問題ないのですが、最後に取った部品は戻すのに少しコツが要ります。
まず、先程の②にあたる部品側の突起を、同じく①の突起の左側あたりにセットします。
セットされた状態がどういうものかはおそらくやってみたらわかります。
大体の位置で軽く押し当てながら左右に回していると、ある場所でカポっとはまってくれるはずです。
その場所をみつけたら、持っている部品をやや強めに押し込んで時計回りに回します。
②の部分は回せば勝手に乗り越えていくはずです。
触ったり押したりしてみてちゃんと固定されていれば成功です。
部品を取り付けられたら先ほど外した棒状の部品を元に戻します。
あとはネジで外した基盤っぽい何かと前面パネルをネジ止めし直せば作業完了です。
もし、これで異物が見つからない場合は、洗濯機外の排水口などに詰まっている可能性があります。
そうなってくると洗濯機を動かさなくてはいけませんので、余裕スペース次第では自力ではどうしようもありません。
諦めて業者さんにお願いしましょう。
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パナソニック洗濯乾燥機 U-11エラーまとめ
洗濯乾燥機はどうしても修理屋さんを呼ぶことが多くなります。
ですのでお買い求めの際には長期保証に入っておくことをお勧めします。
この洗濯機はビックカメラの店頭で購入し長期保証にも入りました。
ルンバの長期保証は正直ゴミほどの役にも立ちませんでしたが、洗濯機の長期保証についてはかなり活躍してくれています。
ヒートポンプ絡みでは3度ほど無償修理を利用しています。故障多いな…。
今回出たU-11については、大部分は排水ルートに異物が挟まって排水経路を塞いでいることが原因です。
慌てずまずは排水フィルターやその周辺を確認してみましょう。
それで直らなければ初めてパネルを外して内部を見ることになります。
内部を掃除する覚悟を決められた方の参考に少しでもなれば幸いです。
おまけ
白物家電などは長期保証のあるお店の実店舗で購入したほうが無難ではありますが、どうしてもネット通販で買いたい方やその他の電化製品を通販で買う場合は普通に買うよりお得に買える方法があります。
それについては下記にてざっと解説していますのでよろしければどうぞ
ではまた!
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