基本解説

クレジットカード発行と利用で一撃数千マイルをゲット

※この記事は約 14 分で読めます。

マイルを大きく貯めるためには「クレジットカード案件」というのがよく挙げられます。
一般的に知られているのはクレジットカードで決済することでマイルを貯めるものなのですが、ここで言うクレジットカード案件はそれとはまた別のものです。

クレジットカード決済とは似て非なるもの

クレジットカード決済でのマイル獲得に関しては以下の記事で解説していますが、これはあくまで補助的なマイルの上乗せであり、大きく稼ぐことは望めないのです。

ではクレジットカード案件とは何かというと、ポイントサイトを経由してクレジットカードを発行することで広告費の一部が発行した人に還元されるという非常においしい話のことです。

人の集まるところに行くと、仮設のカウンターがあってクレジットカードの勧誘なんかが行われていたりしますね。
あれを利用してクレジットカードを発行してもキャンペーンには参加できますが、発行自体での報酬を得ることはできません。
カウンターでの勧誘を行うにしても人件費などがかかったりして発行した人に報酬を回すことはできないからです。
ポイントサイトはカード会社から広告費をもらっていますが、カウンターでの販促などには使わずに直接発行者に還元することで現金を直接餌にしているという構図ですね。
その額はカードにより様々ですが、案件を選べば数千円~数万円分といったところです。

勧誘カウンターの人にチヤホヤしてもらって楽しいひと時を過ごすか、PCの前で黙々と手続きをして持ち出し無しで数千マイル以上を獲得するか、マイルを貯めたいという目的を持っている人間にとってどちらを選ぶべきかは火を見るより明らかですね。

クレジットカード発行で得られるマイルはどれくらい?

先ほど、発行だけで数千~数万と書きましたが、具体的にはどれくらいのマイルが貯まるのでしょうか。

本来なら「どこ得?」などで検索してわかりやすいSSをお見せできたらいいのですが、検索結果をうまいこと出せる自信がありませんので結論を。

年会費無料のクレジットカードだと概ね5,000~8,000円くらいが相場です。
8,000円を超えてくるような年会費無料のクレジットカードは優先的に発行していいと思います。

私が2017年前半に発行した年会費無料カードは、

・MUJIカードVISA(セゾン)→8,700円
・JMB PontaカードVISA(セゾン)→8,700円
・ライフカードVISA→10,000円

などです。
いずれも期間限定で報酬額が上がった時に発行しました。
クレジットカード発行案件は額が大きい上に変動もかなりあるので、還元額が上がったタイミングを逃さず発行することが肝要です。

年会費がかかる有料カードですと1万円を超え、2017年3月6日現在ですと22,000円ほどの還元額となっています。

どこ得カード検索結果

私の場合、年会費のかかるクレジットカードについては慎重に判断しています。
やはりポイント目的で年会費の持ち出しが出てしまうというのは抵抗があります。
初年度会費無料などの特典や報酬額の変動、キャンペーンなどを加味してお得なタイミングを逃さず発行したいですね。

ポイント獲得の条件

さてこれまでクレジットカード発行発行と書いてきましたが、年会費無料のクレジットカードは特にその傾向がありますが、「クレジットカード発行ご◯ヶ月以内に◯◯円以上の利用」となっていることがよくあります。

実際に私が発行した上記3枚のクレジットカードは全て「発行後翌月末までに1万円の利用」という条件でした。
発行だけでなく利用も条件となっているため、年会費無料のカードを発行しっぱなしで放置というわけにはいきませんが、ここで無茶な金額の利用を要求されることはありませんので、指定の金額を超えるまでは意識的に発行したカードを使うことで自然に条件は達成できるでしょう。

その後は放置するもよし(良くはないですが)、カード会社の心象を良くするためにたまに使うもよし、その後枚数が増えて管理が大変になったら使わないものから順次解約していけばいいでしょう。

ただ、ポイントが確定したらすぐ解約、というのはお勧めできません。
カード会社に露骨なポイント目的と思われてしまうことは何のメリットもないどころか、デメリットになってしまうためです。

私の発行した3枚のカードを見るとわかるのですが、その内2枚がクレディセゾンが発行しています。
もちろん同じカードを2回発行してポイントを2回もらうことはできませんが、
「別のクレジットカード案件であっても発行会社は同じ」
ということは意外とあります。

カード会社に露骨なポイント目的であると認定されてしまうと、その会社において次回以降のクレジットカードの審査に影響が出てしまう可能性が否定できません。

もちろんこれは立証したわけでもないですし、そこを立証するために人柱になる勇気もないので憶測に過ぎないのですが、年会費無料のカードでそのリスクを犯してまで早期解約にこだわるメリットはないでしょう。
大人ですのでそこはうまく立ち回りましょうね、というスタンスです。

もちろん年会費のかかるカードであれば、継続利用の意志がなければ次年度の年会費が発生するまでに解約する必要がありますので発行から1年経ってしまう前にデスクに電話して解約しましょう。

クレジットカード発行案件の注意点

発行枚数には細心の注意を

年会費無料のクレジットカードは持ち出しもなく種類も豊富なため、たくさん申し込んでたくさん発行すればザクザクとポイントが貯まると思いますが、そううまくいかないのが現実です。

というのも、クレジットカードには審査があり、金融関係の共通データベース(CICJICC)から参照した個人情報を参照して可否判断の一材料としています。

クレジットカードの申込み履歴はCICの場合6ヶ月間残ります。
例えば1ヶ月の間に10件申込んだ場合、10件目のカード会社がその履歴を見たらどう思うでしょうか。
「何だコイツこの短期間に10件もカード発行して何のつもりだ?まさか借り倒して逃げる気じゃないだろうな?」
と判断する可能性があります。
まあ普通に考えて怪しさMAXですからね。

そしてカードの審査落ちがあると、申込み記録が残る6ヶ月間は、「そのカードへの申込履歴があるのに契約情報がない」状態でCICに記録され、次に申し込んだクレジットカード会社がそれを見て、
「あーコイツここのクレジットカード落とされてるな」
と判断し、そのカードの発行可否にも悪影響が出るという寸法です。

クレジットカード関係の情報を調べると、

  • カード発行は月に1~2枚まで
  • 審査に落ちたら6ヶ月は新規申し込みは止めておく
  • 申込み中の審査結果が出るまでは次の申込みは控える

というアドバイスがよく出てきますが、それはこの辺の事情によるものです。

月に1枚とか2枚とかははっきりとした基準があるわけではありませんが、先人の方々の奮闘により導き出された目安です。
属性によってはこれより多くても通る場合もあれば逆もまた然り。結局は個別の判断ですので盲信しないようにご注意を。

ちなみにクレジットカード会社は自分の顧客情報は半永久的に保持しているので、一度否認した人の履歴はCICとか6ヶ月とか関係なくずっと残ると言われています。
このため一度審査落ちした人が同じ発行会社のクレジットカードを発行しようとする場合、何ヶ月経とうが審査が不利になることに違いありません。
ですので審査落ちはなるべく一度たりともしないように慎重に行動するのが望ましいといえますね。

私の場合は勝手に

  • 月に1枚まで、どうしても取りたい案件があった時のみ2枚目を検討
  • 年間で10枚まで、どうしても(ry

という縛りを設けています。

私が陸マイル活動を始めてから15枚ほど発行していますが、今のところ審査落ちはありませんのである程度奏功しているのではないでしょうか。

与信枠にも細心の注意を

クレジットカードにはショッピング枠だけではなく、キャッシング枠というものも存在します。
買い物にカードを使うだけでなく、急に入り用になったときにATMなどからお金を借りられる機能ですね。

そもそもキャッシング自体は金利が高すぎるので利用をお勧めなどできる代物ではないのですが、この「キャッシング枠」自体にも注意を払う必要があります。

貸金業には「総量規制」という概念(?)があり、「借金の枠が年収の1/3を超えてはいけない」という法律があります。

例えば年収300万円の人であれば、クレジットカードのキャッシング枠やカードローンの貸付枠が100万円を超えてはいけないことになっているんですね。

クレジットカードを発行する際には不要であればキャッシング枠はゼロにしておいたほうがいいでしょう。
キャッシング枠ゼロであれば何枚発行しようと少なくとも総量規制に引っかかって審査落ちする事はありません。
もちろん別の要因で落とされることはありますが…。

ただ、案件によってはキャッシング枠の設定が必要なクレジットカード案件も存在します。
その場合は必要最低限のキャッシング枠を設定して、ポイントが確定したらデスクに電話してキャッシング枠をゼロにしてもらうのが得策です。
少々面倒ではありますが、審査落ちリスクの元を抱えておくよりはいいかと思います。

また、ショッピング枠を含む総与信枠については、個人の与信枠が合算されていくらまでというのは法的には決まっていません。
しかしながら、年収の数倍もの与信枠に対しての返済能力があるとは考えにくいですし、私個人の考えではショッピング枠も不要な分は減額したほうがいいと考えています。

年収300万円で既に合算500万円の枠を持っていて、さらに次のカードを、となった場合、カード会社が発行を躊躇うことがないとは言い切れないためです。

実際私は、小遣い決済用の楽天カードは10万円に減額し、もう解約してしまいましたが、元メインカードのNTTカードは100万円だった与信枠を30万円に減額しました。
これが必要なことなのかどうかはなんとも言い切れませんが、どうせ使わない枠を後生大事に持っていることに特にメリットを感じないので減額しないよりはしておいたほうがいいだろうというスタンスでいます。

結局はカード発行会社の判断ですから心象を良くしておくに越したことはありません。

還元額はどうやって調べる?

なんだかクレジットカード自体の込み入った話が長くなってしまいましたが、ポイントを稼ぐための話に無理矢理戻します。

上記にて、一定期間におけるクレジットカードの発行可能枚数には限りがあるということを書いてきましたが、そうなってくると自ずとどのカードを発行するかの取捨選択が必要になってきます。

原則として同じカードの発行でポイントの還元が得られるのは一度きりです。
以前に申し込んで発行されたことのあるカードや同系列のカードは、たとえ解約しても再発行での還元はないと思っておいて下さい。

ですので同じカードでもなるべく還元額の高い時に発行するのがベストです。
上でも述べましたが、クレジットカード発行案件は金額の変動が激しく、今までノーマークだったカードがいきなり好条件になったりすることもありえます。
その中で特定のクレジットカードに絞ってその最高値を狙うのはほぼ不可能でしょう。

ではどのように探したらいいのでしょうか。

「どこ得?」をチェック

「どこ得?」はこのブログでもひっきりなしにおすすめしているツールです。
シンプルですがものすごくお世話になっていて、ポイントサイトを利用する上での必須ツールと言えるでしょう。

どこ得についてはこちらの記事で解説しておりますのでよろしければご覧下さい。

・ポイントサイトの期間限定案件をチェック

どこ得は非常に便利なのですが、「カード」などざっくりしたワードで検索すると、膨大な数の案件が表示されてしまうのが玉に瑕です。
そこで労力の削減のためどこかである程の度絞り込みをかける必要が出てきます。
その時にチェックするといいのが、各ポイントサイトの期間限定ポイントアップ中の案件です。

各ポイントサイトではポイントアップ中の案件についての特集ページのようなものを持っています。
そこのページに出ている広告は総じて普段よりお得な傾向があります。
まあ期間限定ポイントアップなので当然といえば当然なんですが。

例えばハピタスであれば「ハピタスセレクション」や「みんな de ポイント」がそれにあたります。

みんなdeポイントこんな感じのやつですね

注意したいのは、ここで掲載されている案件にいきなり飛びついてはいけないということです。
というのも、これに記載されている還元ポイントが他のポイントサイトを含めて一番高額とは限らないのですね。
もしかしたら同じ案件が他のポイントサイトではもう少し還元額が大きい可能性もあります。

ではどうするかというと、こちらで出てきた案件を「どこ得?」で調べてしまうのです。
もし他のポイントサイトでそこより好条件を出していればより大きい還元を得ることが可能になります。
なければ安心して元のポイントサイトでその案件を消化すればいいでしょう。

まあ申し込んでしまった後に他のポイントサイトで上回ってくることも往々にしてあるのですがそればかりは株価と一緒でどうしようもありません。

ただ飛びつくよりは比べる癖をつけることで取りこぼしを減らせますよ、というお話です。

他力本願!陸マイラーブログをチェック

「いくつもポイントサイトを梯子するのはめんどくさいよ」
という方もおられるかと思います。
そんなズボラなあなたにお勧めなのが、
「陸マイラーの新着ブログを見て案件を教えてもらっちゃう」
という方法です。

私は出足が遅いのでなかなか好条件の案件を発掘して発信することはできませんが、世の中にはそういった情報をいち早くキャッチして記事を書いてくれる神のような方が存在するのです。

ブロガーの集合体として有名どころだと「にほんブログ村」や「人気ブログランキング」などにある新着記事をチェックすることでいち早く発信してくれる神々のブログに簡単にアクセスすることができます。
すごい世の中になったものですね。

こういったブログで、
「○○のポイントサイトで●●カードが■■円!」
という記事が上がっているのを見つけたら即行動です。

お気づきかと思いますが、そのポイントサイトに走るのではなく、もちろん「どこ得?」に走って検索をかけるのですね。
そのブロガーの方が登録していないポイントサイトで還元額が上回る案件を出している可能性もありますし、その情報自体の裏を取ることも可能になります。

私もそういった神ブログにはけっこうお世話になっています。
ささやかなお礼として「いいね」的なボタンやランキングバナーなんかをポチッとして謝意を示したりしています。
そうすることでその神様のモチベーションが上昇し、さらに好条件な情報記事を上げ続けてくれるという好循環が生まれます。
タダ取りしているような気がしなくもないですが、きっとWin-Winのはずです。きっと。

クレジットカード発行案件でマイルを貯めるメリットデメリット

クレジットカード発行案件のメリット

  • 還元ポイントが大きい。
  • キャンペーンと合わせてさらに上乗せが可能
  • 年会費無料カードであれば持ち出し無しで高還元
  • 各カード1回きりではあるものの、色んなカードが入れ替わりで好条件を出してくるのでFX案件などに比べると枯渇しにくい

こんなところでしょうか。

3番目のメリットは割と重要で、例えばFX口座開設では、ある程度広告を出している会社というのは決まっていて、代わり映えのしない面々が順繰りに好条件を出しているだけなんですね。
1社につき1回しか口座開設はできませんので、1年目はともかく、2年目以降は口座開設をやりきってしまい取り組む案件がなくなってしまうんです。

その点クレジットカードはFX会社に比べると種類も多く、新規発行のカードなどもちらほら出てくるため、1年目ほどの好条件は少なくなるにせよ、その後も安定してまとまったポイントが期待できるのですね。
頼りにしてますよ!

クレジットカード発行案件のデメリット

  • 子供や学生はほぼ参加できない
  • 短期間に何枚も発行することは審査落ちのリスクが高まる
  • キャッシング枠等の管理や減枠が必要になる
  • カードの枚数が増えるとやはり管理は面倒

このくらいですね。

1つ目のデメリットについてですが、クレジットカード発行には年齢や定職についているなどの条件がありますので当然ほぼ参加は不可能です。
一部学生用カードなんかもありますが数は多くなく還元も絞られている傾向があります。

クレジットカードの条件とは別にポイントサイトの方で20歳以上などの条件があったりする場合もあるので、申込みの際は条件をよく確認するようにしましょう。

4番目の管理についてですが、発行してから時間が経って解約するカードが出てきたりすると、どのクレジットカードにいつ申し込んだとかの管理は必要になってきます。
「昔申し込んで解約したの忘れてて同じカード発行しちまったぜ!」
といったミスをしないように、申し込んだクレジットカードはExcelなどに記録しておくことをおすすめします。

「クレジットカードは怖い、発行だけで何万とか怪しすぎる!」
という感覚もわからんではありません。
私も昔はかなりの現金派でした。

ただ、こういったカード絡みの還元や特典の原資は結局のところ現金派の人達が負担させられているわけですよね。

不正利用が怖いのは事実ですが、毎月の請求さえ管理していればクレジットカードは遡って補填してくれる素敵なシステムも存在します。
現金だとこうは行きませんね。

枚数が増えるのは確かに面倒ですが、年に何枚とかご自身で上限を決めてお得なクレジットカードだけを厳選して発行してみるのもいいと思いますよ。

ではまた!

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NECOMUG
社畜のおっさんですが地道にゆるくマイルを貯めています。 最終的な野望は根室遷都ですよ。