今年もスカイコインを使って家族で実家へ帰省してきました。
よく喋るようになった孫との貴重な時間を過ごすことができた両親も喜んでいました。
昨年の帰省の内容については下記をご参照ください。
根室の魅力がふんだんに詰まっていますよ。
目次
猛暑?酷暑?なにそれおいしいの?状態の根室
昨年もそうでしたが、今年の夏も根室は涼しかったです。
帰省初日の現地最高気温は17℃と、半袖ではしんどい寒さでしたが、2日目以降は気温も20℃を超え、過ごしやすい気候でした。
遠出はせずに家の周りを子供と走り回るだけでしたが、子供から手を放して遊ばせられるスペースがあるだけでも我が子には充分いい経験です。
しかも真夏に熱中症の心配をしなくていいわけですから。
避暑地をお探しの皆さん、夏は根室で決まりですね!
今年限定?飛行機の予約がなかなか確定できなかった話。
中標津便の予約が取れない!
実は今回の帰省は飛行機を取るのに結構苦労しました。
昨年は搭乗日の2ヶ月と14日前に往路の確保がすぐにできたのですが、今年はその小技を使っても中標津便が一向に確保できなかったんです。
やむなく羽田-釧路で往路便を抑えました。
元々羽田-中標津線は1日1便しか飛んでいないので帰省シーズンは結構取りにくくはあるんですが、昨年は14日前の小技を使って労せず予約できたので今年間に合わなかったのはかなりの衝撃でした。
2ヶ月前の通常開放の日も全く空きが出ず、往路は空席待ち、復路は普通席が取れずプレミアム席を何とか確保できました。
1週間くらい経ってやっと空席が落ちてきて往路が取れたんですが、久々に飛行機の予約で消耗する夏になりました。
と思っていたんですがどうやら原因は違ったようです。
羽田空港にいたイカツイ集団
そんな予約時の苦労もありましたが、とりあえずちゃんと帰省できることになり当日羽田へ向かいました。
中標津便は繁忙期には、羽田空港から飛行機には直接乗ることはできません。
1階の搭乗口からバスに乗って少し離れたところに駐機してある飛行機に乗ることになります。
搭乗口が一緒くたに描かれています。ぐぬぬ。
そしてこのラウンジは各搭乗口が近くに配置されています。
まあバスを止めるスペースが確保できればいいので必然的に2階の搭乗口よりはコンパクトになるわけですね。
そして搭乗口の前には各搭乗口の待合スペースが一緒くたに配置されているんです。
その中に、やたらガタイのいい、同じデザインの青いシャツを着たお兄さんたちが集団で座っていました。
その時は、
とお気楽に構えていました。
彼らの目的地はまさかの中標津、そしてその正体は…。
子連れ優先搭乗(正確には飛行機へ向かうバスへの優先乗車)の恩恵に預かり、早めに席について出発を待っていると、何と先程のイカツイ兄ちゃんたちが続々と同じ飛行機へ乗り込んできました。
どうやら彼らの目的地も中標津空港だったようです。
彼らの着ているシャツにあったロゴを見てみても正体はさっぱりわかりません。
しかし、中標津空港に到着した途端その疑問は氷解します。
到着ロビーで待ち構えていたのは大きな横断幕、そこに書かれていたのは、
「歓迎!日本体育大学ラグビー部」
の文字です。
そりゃ兄ちゃんたちはイカツイわけです。
日体大ラグビー部とかもうガチ中のガチですからね。
ちなみにそのあたりの写真は一切撮っていません。
プライバシー性が高すぎるので自粛しました。
その兄ちゃんたちは気温16℃の中標津空港ビルの前で、羽田と同じ格好のまま移動のバスを待っていました。寒そう…。
長袖持ってけとかアドバイスする先輩とかいないのか、とか思いましたが、どうやらこういうことのようです。
日体大ラグビー部5年ぶり中標津合宿
日本体育大学ラグビー部が11~17日まで中標津町内で夏合宿をする。連日猛暑日を記録していた関東の暑さを避け、過ごしやすい道東で効果的なトレーニングを行うためで同町での合宿は5年ぶり。運動公園を拠点に、期間中は選手が地元の高校生と合同練習をしたりコーチ陣が「なかしべつラグビースクール」を指導する。同部は1933年に創部。関東大学対抗戦で優勝5回、全国大学選手権で優勝2回、準優勝3回、日本選手権で1回の優勝を誇る強豪だ。今年は関東の異常な暑さもあり、屋外での走り込みなど効果的なトレーニングができないため5年ぶりに同町で合宿を行うことになった。96人いる部員のうち伸び盛りの79人が11日に来町する。
©釧路新聞 8/11
5年ぶりということで中標津合宿を経験した先輩はとっくに卒業しているんですねえ。
中標津空港は狭いので建物の中に80人も待つスペースないですしちょっとかわいそうでした。
かくして飛行機の予約が取りにくかった理由は事前に80人近くの団体予約が入っていた為(多分)ということが判明しました。
余談ですが、中標津町というのは道東でほぼ唯一人口が増えている町で、こういった招聘活動も積極的に行っているなかなかやり手の町です。
今回のラグビー部合宿招聘もその一環なんでしょうね。
知人からのタレコミによると彼らは中標津町の盆踊りにも参加していたそうです。本気ですね。
根室市にも見習ってほしいところです。
やっと本題。根室市の魅力を懲りずに語る夏2018
お店のエスカロップ食べてきたぞ!
根室が誇るカロリーおばけであるエスカロップは私もずいぶん推してきましたが、実はレストランで食べたことはありませんでした。
ほぼ家で作られたものかコンビニのエスカロップ弁当です。
それもどうかと思うので今年は家族総出でお店のエスカロップを食べに行きました。
今回訪れたお店はこちら
喫茶 MY WING (マイウィング)
住所 〒087-0027
北海道根室市光和町1-23
TEL 0153-24-7337
ログハウスのような見た目のお店で、正面には駐車場もあります。
場所は国道沿いから一本入ったところです。
北斗小学校の向かいにホクレンのガソリンスタンドがあり、その裏手にお店がある感じですね。
内装はレトロなインテリアが所狭しと置いてあり、壁には多数の時計がかけてありますが一部はインテリアなので止まっています。
懐かしいペコちゃんの置物などもありました。
席数はそれほど多くなく、テーブルが4つほどでした。
幸い我が家は待たずに入れましたが、程なくして埋まりましたのでお昼時に利用する場合は予約を入れておくと安心です。
マスターが一人で切り盛りしているので混んでくると料理が出てくるまで時間がかかります。
インテリアなどを眺めながらのんびり待ちましょう。
こちらが注文したエスカロップ、お値段は1,240円とそこそこいい値段です。
量は少なめで成人男性であれば意外とペロッと行けてしまうのですが、そこはやはりカロリーおばけのエスカロップ、食後の満足感は抜群です。
ここのエスカロップはカツがミルフィーユ状になっており食感も良く、味付けもやや甘めで美味しかったです。
我が子はたいそう気に入ったようで私と妻から分け与えられた分をモリモリ食べ、一通り食べ終わると満足して眠りに落ちてしまいました。
食後のカフェラテです。お値段650円とこちらもそこそこいいお値段。
我が子に似せてミルクで顔を描いてくれました。かわええ。
こちらのお店はコーヒーにこだわりを持っていて、メニューの中には1,900円するブルーマウンテンが用意されていたりします。
ちょっと興味はありましたが私はコーヒーの違いなどわからないバカ舌ですので遠慮しておきました。
妻も興味はあったようですが私の両親が同席していたのでもちろん注文する勇気はありません。
MY WINGにお越しの際は皆様の舌でぜひブルーマウンテンをご賞味ください!
やきとり弁当だけじゃない!タイエーのサガリ弁当
今年も根室が誇るコンビニエンスストア、タイエーのお話です。
NHKのドキュメント番組「72時間」で取り上げられるほどの大活躍を見せてくれた地場コンビニです。
こちらのやきとり弁当は絶品なのですが、今年も同じものを食べては芸がないと思い、あえて別の弁当を注文してみました。
妻子がやきとり弁当を頬張っている横で私が食べたのはこちら。
ご飯の上に焼き肉だけが乗ったシンプルかつストイックな弁当「サガリ弁当」です。
内地ではサガリはほとんど見たことがありませんが北海道ではメジャーな部位で、横隔膜を吊るす筋肉部分です。
ハラミが背中側の薄い筋肉なのに対し、サガリは肋骨側の厚めの筋肉なんだそうです。
ハラミに比べて柔らかく、甘辛いタレとマッチしてこれもまた絶品です。
やきとり弁当と違い串に刺さっていないので蓋を開けてすぐ食べられるというせっかちには嬉しい利点もあります。
内地に住んでいるとどうしてもサガリ不足になりがちですから帰省の際にサガリ分を補給するのは理に適っていますね。
アンドレザジャイアントパンダに全乗っかりした気骨ある土産物屋「エクハシおせんべCafe」
そこかしこに見えるアンドレザジャイアントパンダ推し
帰省時のミッションは決まった。 https://t.co/Dyccpw2k9Q
— NECOMUG (@yutako_awful) 2018年8月9日
根室駅前から国道に出たところに店を構える「エクハシおせんべCafe」、ここでは通常の根室土産の他にいろいろ扱っています。
聞くところによると、「エクハシ」の由来は、択捉(えとろふ)島、国後(くなしり)島、歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島の頭文字を取ったものだそうです。
還せ!北方領土!いやマジで。
ここで看板とか入口付近の写真を撮り忘れるという痛恨のミス、入り口はこの写真の左側です。
ここは上で述べたタイエー清隆店が撤退した物件にエクハシが出店しました。
こちらでもオランダせんべいが買うことができますが、「エクハシ寄って帰るわ」と母親に伝えたところ、オランダせんべいの購入を全力で止められるという事件もありました。
どうやら母は端谷菓子店派らしく、エクハシのオランダせんべいを許容できないようです。何だそれ。
まあ目的はオランダせんべいではなくこちらです。
パンダ焼と呼ばれるパンダの形をした人形焼が売られているんですね。
大100円、小60円、安い!
中にはあんこが入っていますが、甘さ控えめで食べやすいです。
外観の写真でおわかりかと思いますが、こちらの店は現在日本のプロレス界をザワザワさせている新根室プロレスとタイアップを行っています。
「新根室プロレスとかアンドレザジャイアントパンダってなんぞ?」という方はこちらの記事をどうぞ。
店内にはイートインスペースやキッズスペースがあるのですが、こちらもよく見ると、
パンダの置物や新根室プロレスグッズが飾られています。
多分売り物ではなくインテリアのような気がしますがどうなんでしょう。
ちなみに今回は、新根室プロレスの本部がある「おもちゃのミヤモト」にも行ってみたのですが…
無念…。 pic.twitter.com/3vOOL1ogDr
— NECOMUG (@yutako_awful) 2018年8月11日
なんとばっちりお盆休みを取っていました。
まあ新根室プロレスが地方公演をしに道内を飛び回っている時期だったので、休みの可能性あるなーとは思っていましたが、まさか帰省中全日程休みに当たるとは…。無念…。
エクハシはJR花咲線の応援もしています。
エクハシおせんべCafeは新根室プロレスだけではなく、「夢空間☆花咲線の会」とも提携しています。
JR花咲線(根室本線)は過疎地の鉄道だけあって乗客は少なく、定期的に廃線の議論が持ち上がります。
特にここ最近はJR北海道の不祥事もあり世間の風当たりは強くなっています。
そんな中、花咲線の魅力を発信することで花咲線の認知度や乗客数を伸ばして線の存続を目指していこうというのがこの夢空間☆花咲線の会です。
そのコーナーがエクハシおせんべCafeの一角に設けられています。
トイレの前の隅っこというなかなか冷遇された(?)場所ではありますが、花咲線からのキレイな風景写真など、花咲線の魅力が飾られていますのでお立ち寄りの際はぜひご覧ください。
ちなみに夢空間☆花咲線の会には公式ブログがありますのでご興味のある方はどうぞ。
花咲線に対する個人的な意見としては、国境の町のインフラを廃止するというのは国益から見てマイナスだと思っています。
島国で平和ボケしている現在ではあまりピンとこないかも知れませんが、国境はある程度有事を念頭に都市計画を立てるべきですし、金にならないという理由で国境の町を更地に近づけることは危険だと考えます。
ましてや北側の国境地域にとって相手はロシアです。
北方領土返還が実現するまでは根室市は国境の町です。
緩衝地帯がない以上は花咲線を含む市内の流通インフラを減らすことは愚策と言えるでしょう。
廃駅に関してはまあ、ある程度はしょうがないかなと思っています。寂しいけど。
南樺太と北千島も返ってくればベストだけど流石にねぇ…。
スカイコインで根室に帰省した2018年夏のまとめ
- 根室と東京都の温度差は15~20℃、晴れれば最高気温25℃くらいの快適な気候。
- 車も少なく人混みもないので落ち着いて夏を堪能できる。
- 子供を遊ばせるスペースも各所にあるので楽ちん。
- 中標津町の政策はガチ。
- お祭りのフレンチドッグ(砂糖)は安定の美味さ。
- カロリーおばけ エスカロップはやはり至高。
- タイエーのサガリ弁当も至高。
- 新根室プロレスのアンドレザジャイアントパンダ効果で町も少し盛り上がっているかな?
- 返せ!北方領土!
こんな感じでした。
今年は気候がよく、極端に寒い日もありませんでした。
地球温暖化に伴って根室の気温がどんどん夏の適正温度に近づいてきていますね。
これはもう近い将来は国内唯一の避暑地になっている可能性も否めません。
今のうちに土地買っておこうかな…。
夏は涼しく飯もうまい、もう根室に行かない理由なんかありませんよね!
マイルを貯めることでスカイコインや特典航空券でお得に中標津空港まで飛ぶことができます。
マイルの貯め方はこちらで説明していますよ。
さあ、マイルを貯めて根室に行こう!
ではまた!