今回は通算6回目にして本ツアー最終参加となる「サザンオールスターズライブツアー2019『キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクでも握ってろ!』だと!?ふざけるな!!」の札幌公演に参戦してきましたのでそれについての所感を書いてまいりますよ。
前回までの公演の記事はこちら
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目次
有給とって前乗り。親子でサラッとすすきの満喫。
今回の遠征では金曜日に有給を取得し、札幌に住んでいる私の妹を誘って晩ご飯を食べに行きました。
とは言っても私も妻も妹も札幌グルメとかろくに知りませんので、ファンくるで外食モニターをやってきました。
と妻は不満げでしたが、
というゴリ押しですすきのにある普通のしゃぶしゃぶ屋にて陸マイル活動を結構した次第でございますよ。
「ファンくる?外食モニター?なにそれ?」という方はこちらで解説していますので御覧ください。
継続的にマイルを貯めるのに外食モニターは最有力のツールですよ。
我が子と妹が会うのは0歳児の時以来でしたので人見知りしないか心配していましたが、そんな心配をよそにしっかり懐いていたので我々夫婦は少し楽をすることができました。
しゃぶしゃぶを食べた後は、商業施設「ノルベサ」の観覧車に乗りました。
観覧車なんてあったっけ?と思いましたが開業はどうやら2006年とのこと。
私が最後に札幌に来たのは2000年くらいですので知らないのも無理はありませんな。
こんな感じで我々親子と妹で札幌の夜を満喫した次第でございますよ。
ライブ当日に発熱。旅先で薬局を往復するおっさん。
よさこいソーランを見に大通りへ。
今回のサザンオールスターズのライブ日程は、偶然にも札幌で毎年行われている「よさこいソーラン祭り」の日程と重なっていました。
まさかのよさこいソーランとサザンライブがぶつかる札幌。
そりゃ千歳便が混むわけだ。 pic.twitter.com/HYl5yRECdA— NECOMUG (@yutako_awful) 2019年6月8日
というわけでライブ当日の朝によさこいを観るべく大通りの方へ繰り出しました。
札幌駅周辺にホテルを取っていたのですが、札幌駅から大通りまではほど近く、15分も歩けば到着します。
そして10時くらいから始まるよさこいを親子3人で見ていたのですが…。
子供の様子がおかしい。薬局はどこだ!
よさこいを観ているときに気づいたのですが、どうも子供が熱を持っています。
そういえば大通に向かうときも歩きたがらず、普段なら嫌がる私の抱っこも拒否せずにいました。
妻も子供の発熱を疑っていたので急遽よさこいの観覧を取りやめてホテルに戻ります。
ホテルに戻った後、私が薬局を探して体温計と子供用の風邪薬を購入します。
近かったのはインバウンドに偏っていたダイコクドラッグでしたが、幸い薬剤師さんが1人いて、種類は少ないながらも発熱に効く子供用風邪薬を買うことができました。さすが薬局!
ホテルに戻って子供の熱を測ると、なんと39℃もありました。
そりゃ歩きたがらないわけです。
この日の札幌は気温が高かったため子供の発熱に気づくのが遅れてしまったことを悔やむばかりです。
幸い薬剤師さんに案内してもらった薬はよく効き、薬を飲んだ子供は苦しそうにするでもなくスヤスヤ寝てくれました。
妻も発熱。再度薬局へ走るおっさん。
さて、子供が風邪を引いたためライブに連れていけなくなりました。
ライブにかかる選択肢は、
- 妻が子供を看て私だけライブに行く。
- とりあえず会場に向かい、3人入場した後に私が子供を連れてホテルに戻って子供を看る(購入者本人がいないと入場できないため)。
- 誰か子供を看てくれる人を探す。
- ライブ自体を諦めてホテル待機。
くらいしかありません。
そして3番に関しては遠い札幌の地では当てもありません。
どうしたものかと思っていたところ、おもむろに妻が、
まさかの体調悪い宣言です。
妻の熱を測ってみたところ、こちらも37.8℃の熱です。
さすがに妻に子供用の風邪薬は効かないでしょうから、唯一元気な私が再度同じ薬局へと走ります。
先程薬を教えてもらった薬剤師さんに「あれ?」みたいな顔をされつつ、改めて大人用の風邪薬を見繕ってもらいました。
結局妻子はライブ観戦を断念。
妻も動けない熱とまではいきませんがさすがにライブではしゃぐのは無理と判断。
結局、
子供も寝てるだけだし見とくからアンタ1人で行ってきな。
と、妻子を置いて私がライブに行くことになりました。
と打診しましたが、
と固辞され、私が1人でライブに行く代わりにホテルにいる間は妻のパシリを行うということで妥結しました。
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友達の少ないおっさん、結局札幌公演は単独参戦。
さて、妻子がライブにいけなくなったことでサザンのライブチケットが1枚宙に浮いてしまいました。
このチケットをどうするかという話になるのですが、サザンのライブに関してはチケットの転売は厳禁です。
そしてそもそも、同行者は申込本人(私)が一緒でないと会場にすら入れません。
そして公式のマッチングシステムの締切はとうに過ぎています。
そのため同行チケットを見知らぬ人に売る気はサラサラありませんでした。
というわけで札幌在住の数少ない友人を誘ってみることにします。
電話にて。
札幌来てるからちょっと飲みにでもとかならまあいけるけどライブはちょっと…。
そりゃあそうです。
私もいい年のおっさんなんで友達も大体妻子持ちで土日は家族サービスに当てられてしまいます。
ましてや当日の札幌は市を上げた一大イベントのよさこいソーランですからおっさん単体で急遽札幌ドームというわけにはいきません。
もう1人電話をかけてみましたがこちらは全く電話に出ません。
おそらく仕事中とかでしょう。
もしくは5年ぶりくらいの電話なので私の番号は電話帳から消えていた可能性すらあります。
何なら電話帳に残っていたとしても急な電話なので怪しんで黙殺した可能性まであると考えるべきでしょう。
結局札幌在住で電話番号のわかる友人は他にいなかったので、約5年ぶりに本名アカのFacebookを開いて投稿してみます。
今日17:30に札幌ドーム来れそうな方メッセージ下さい!
こんなので昔の友人が来ると思ったのがどうかしているんですが、それを投稿したあとにある事実を知らされます。
Facebookのメッセージを見るにはメッセンジャーアプリが必要
今はそんなシステムなんだそうです。
しかしそのアプリをダウンロードしてみましたが、起動してもすぐにエラーが出て強制終了を繰り返してしまいます。
結局どうにもならなかったのでアプリも投稿も削除しました。
昔の友達がメッセージをくれたのかどうかすら確認できないという有り様で、最終的に私の単独参戦が確定することになりました。
誰かメッセージくれてたら本当に申し訳ありません。
かくして私は間に合いそうな時間ギリギリまでホテルで妻子の看病(パシリ)をしたあと、所要時間が一番短い(はずの)東豊線を利用して札幌ドームへと向かいます。
本当はもう少し余裕を持ってシャトルバスを利用したかったのですが事ここに至っては選択の余地などありませんでしたので。
東豊線のカオスに関してはこちらの記事をどうぞ。
単独参加はやはり寂しい。札幌公演の顛末。
同行者がいないと入場時に止められる!?
地獄の福住駅を通過し、単身札幌ドームに乗り込むことになったおっさんですが、入場時に思わぬ足止めを食うことになりました。
サザンのライブでは入場時に申込人の本人確認を行います。
同行者は申込人と同時に入場しなければいけない代わりに特に本人確認はありません(というか本人確認のしようがありません)。
私は前回までと同様、チケットと免許証を受付に渡してゲートを通過しようとしたところ、入り口のスタッフさんに止められてしまいました。
このときの焦りは尋常ではありませんでした。
私の後ろにいた人達は、
とヒソヒソ話し出す始末です。
いやしてないよ!濡れ衣だ!ザワザワすんな!
こちとら結果的に1人で2人分の料金を支払っているわけで、疑われたらとことん戦う気でスタッフに付いていきます。
するとゲートから少し進んだ小スペースでそのスタッフが、
と若干困惑気味に聞いてきます。
この時点で転売チケット疑惑ではなさそうなので少し安心しました。
と持っていた2枚目のチケットをそのスタッフに渡します。
ご本人様と一緒でないとご入場ができなくなるんですが…。
なるほどスタッフが心配していたのはこの件だったんですね。
申込人が一緒じゃないと同行者が入れないことを知らずに本人1人で入ろうとしたおじさんだと思われたようです。
濡れ衣とか思ってスミマセン。
システム上1人に2枚の発券ができないんですが、お客様の4番の席の隣、5番の席が同行者様用の席となっておりますので、5番のお席もご利用になれます。
わざわざ同行者の座席を使っていいよと教えてくれました。
まあ空いてたら勝手に荷物置くつもりだったんですが…。
とりあえず何らかの事情で同行者が来れない場合、入場時にスタッフに止められますが同行者や座席絡みの確認だけですので必要以上にビビる必要はありません。
なかなかのレアケースではありますがご参考までに。
座席はアリーナ後方、前は通路で子連れにいい席だったのに…。
座席はアリーナD-12ブロックの4番という席でした。
最初のアルファベットはブロックの縦の位置、各ブロック20列ですので前方から61~80列のブロックということになりますね。
まあアリーナで一番うしろのブロックです。
その次の数字はステージに向かって左側から1~15(くらい?)と増えていきますので真ん中よりやや右寄りの席です。
最後の数字は各ブロック左前方から数字が増えていきますので、4番というとDブロックの中では最前列ということになり、前が通路でガラ空きになる非常に移動しやすい席なわけです。
前が空いている分スペースを若干広く取れ、仮に子供がグズっても連れ出しやすいなかなか融通の利く席でした。
通路近くというアドバンテージを活かしきれないのは非常に残念でしたね。
お客さんが重い?気のせい?襲いかかる孤独。
そしてサザンのライブは始まるわけですが、なんとなく札幌ドーム公演では序盤の観客が重いような気がしました。
周りのお客さんの手拍子などの所作も控えめで、まるで松山公演の時の私のような自信のなさがありありと感じられました。
6回目の参加で小慣れてきた私がちょっと浮いている感覚なんかも少しあったわけです。
ただこれはもしかしたら私の気のせいかもしれません。
というのも今回は私の隣にはライブ慣れした妻がいないんですね。
前回までのライブでは常に妻を気にかけていました。
そこで自分の所作と妻の所作を見比べて安心感を得ていたんですが今回はそれがない。
その不安が札幌ドームの観衆が重いと思わせていただけなのかもしれません。
- 私の回りが乗り切れていなかった。
- ホントはどこもこんなもんだったけど私が気づかなかった。
実際のところどちらが真実なのかはわかりません。
いずれにしろ6公演目というヘビーリピーターのおっさんは周りに飲まれて萎縮してはいけないのです。
なんなら開演前のウェーブおじさんのように率先して盛り上げていく気概がリピーターである私の使命なわけです(嘘)。
安心感を得られる妻の存在はなく、孤独に押しつぶされそうになりましたが、過去5回の経験だけを頼りにライブにノリ切った(?)おっさん。
今回妻が不参加になったことによってライブでの独り立ちを達成することができました。
おそらく隣のおじさんとかは私を見て明らかに引いていたので、私が1人で2席買うような狂ったガチ勢だと思っていたことでしょう。
違いますよ!ガチ勢の妻が熱で来れなくなった残党勢ですよ!
その時は客が重いとか感じなかったの?
やっぱ札幌重かったのかな…。
通路の前の座席だったので、中座する客とかが丸見えだったというのも関係しているかもしれませんね。
まあでも全体で見るとちゃんと終盤の畳み掛けあたりからはこの上なく盛り上がっていましたので最高のサザンライブはしっかり楽しむことができましたよ。
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ライブ終演後、ホテルで事件が…。
ライブが終わり、ドームイベントで必ずある規制退場にしっかり引っかかりました。
スタンド席がメインで先に出され、その間に少しずつアリーナ席解放というスタンスで規制退場が進んでいくのですが、私のいたD-12ブロックはかなり後の方でした。大体最後から3番目くらい。
これは帰るのが遅れるなと思いつつシャトルバスに並びます。
札幌ドームから帰るシャトルバスは、公演前に繰り返し案内されるなど帰る手段としてはかなりメジャーです。
少なくともナゴヤドームの路線バスやヤフオクドームの西新などのような裏技的なポジションにはいませんので、退場が後の方だとシャトルバスの行列はかなり伸びます。
退場から並ぶまでが20~40分、並んでから乗るまで15分くらいは見ておいたほうがいいでしょう。
さらにそこから乗車時間や電車待ちの時間などもありまして、21:25に終演したライブですが、ホテルに着くのは23時を回っていました。
そしてシャトルバスを待っている間に妻子の待つホテルではある事件がありました。
妻とのLINE
片や子供は熱かなり下がってめちゃ元気。
なんと子供が驚異の回復力を見せ、ライブが終わる頃には平熱近くまで熱が下がっていたのです。
しかも昼間から寝ていたので完全に覚醒してしまっている様子。
対照的に妻は熱が上がり、はしゃぐ子供を看きれずにダウン寸前のようです。
とは言っても私が帰るのにはまだしばらく時間がかかります。
気休めではありますが、実はこのような事態に備えて私はアマゾンプライムに紐づけてあるサブスマホをホテルに置いてきていました。
急いで帰るので何とか耐えてくれ。
無事しまじろう動画で子供を落ち着かせることには成功したようです。
私は急いで帰るのですが、やはりどうしても時間はかかります。
札幌駅に着いたときには既に23時を回っていました。
幸いみどりの窓口がまだ開いていたので翌日のことを考え、混雑が予想される千歳空港行きの電車の指定席を取ることにしました。
妻の熱が下がらない中で立って電車に乗るよりは確実に座って帰ったほうが良かろうという思惑です。
ちなみに千歳空港行き電車の指定席は若干席が広く、軽いグリーン車の雰囲気を出していて少しリッチですので気になる方は是非乗ってみて下さい。40分程度ですが。
チェックアウトが10時なので10時台の電車にて無事指定席を予約した私は急ぎホテルに向かいます。
ホテルの部屋に帰ると子供は寝ており妻はぐったりしていました。
すまんが子供おむつに履き替えさせといて。私ももう寝る。
と言い妻はそのまま寝ました。
妻の指示通りに寝ている子供をおむつに履き替えさせて私も就寝する運びとなりました。
なんだか朝から色々ありすぎて忙しい1日でした。
かくして私は「妻子が熱でダウンしているのに1人でライブに行っちゃう鬼畜な親父」にクラスチェンジしましたよ、というお話です。
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札幌遠征後のおまけ後日談。
次の朝、私と子供が元気で妻だけが前日より体調を崩しており、私は子供を抱っこ紐でホールドしながら荷物を全て持って帰路につきます。
10時ギリギリにチェックアウトをして札幌駅へ向かったのですが、よさこいソーラン祭りのステージって札幌駅前にもあるんですね。
案の定子供が観たい観たいと騒ぎ出しました。
電車の時間まで少しありましたので私が子供と荷物を抱えて子供にステージを鑑賞させます。
その間妻は建物の日陰で座り込んで耐えていました。
その後の電車と飛行機ではなるべく妻を休ませるべく、しまじろう動画などを餌に子供を引きつけて何とか帰宅します。
本来なら荷解き作業などは2人で手分けをして行うのですが、何と言っても私には前日病人2人を置いてライブに行った負い目があります。
死にそうな妻をさっさと寝かせ、子供の相手をしながら荷解きや洗濯などをこなします。
さすがに夕ご飯を作る余裕がなかったので出前を取り、風邪で胃腸の弱っている妻に生モノである寿司を食べさせるという仕打ちを行いトラブルだらけの札幌遠征は幕を閉じました。
そして遠征中はピンピンしていた私ですが、なぜか月曜日の仕事中に具合が悪くなり、火曜日は出社したものの午前中にダウン、結局火曜日に午後休、水曜日は全休する羽目になりました。
ちなみに火曜日の夜、死にそうになりながら熱を測ったところ、大人になってからは初めての40℃超の高熱を出しました。
前乗り含めて1週間で2.5日も有給を取るという社畜にあるまじき失態をやらかしてしまいました。
皆さんも風邪には充分お気をつけ下さい。
サザンライブ2019札幌遠征まとめ。
- 札幌にもいい感じの外食モニター案件がある。
- いつの間にかススキノに観覧車できてたよ!
- よさこいソーラン祭とサザンライブのダブル開催で札幌混んでた。
- 昔は地下鉄とかガラガラだったのに…。
- よさこいソーラン祭りはステージとか出店とかかなり大掛かりで楽しい。
- 子供が熱出してすぐ帰ったのは残念。
- 病気の妻子を残して1人ライブに興じるダメ親父。
- そのダメ親父の友達の少なさは異常。
- 札幌ドームへの往路は地下鉄東豊線が地獄。
- たぶん復路の福住駅はもっと地獄。
- シャトルバスいいよシャトルバス。
- チケットの申込数と入場人数が合わないとゲートで止められる。
- 転売チケットとかでなくても周りの視線が少し痛い。
- 札幌ドーム、出だしはちょっと観客が重い?気のせい?
- ライブ慣れした妻の存在は偉大。
- しかし終盤はしっかり盛り上がっていた。
- やはりサザンライブは最高!
- 帰りのシャトルバスは裏技的なポジションではないので結構並ぶ。
- しかしバス自体が来なくて待つ時間はゼロ。
- 座って帰れるのでシャトルバスはおすすめ。
- 子供の回復力は驚異。寝ないではしゃぐ子供も脅威。
- 千歳空港行きの電車には指定席が存在。
- グリーン車っぽい感じで少しリッチ。
- 指定席は1席片道520円の追加料金。
こんな感じです。
よさこいソーラン祭りをもう少し楽しみたかったのと、やはりライブは家族で楽しみたかったという点が残念でしたが、状況なりに楽しめた遠征だったのかなと思います。
妻子にしてみたら最悪の遠征だったかもしれませんが…。
子供の熱はいつ襲ってくるかわかりませんので、いつ発熱してもいいように備えは大事ですよ、というお話でした。
ではまた!
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