2019年6月より、ANAマイルを貯める新たなルートが開通しました。
TOKYUポイントを経由するルートで、LINEソラチカルート(81%)に次ぐ75%の交換率を誇ります。
今回はそのTOKYUルートについて書いていきますよ。
目次
TOKYUルートの概要。ドットマネー復権か?
TOKYUポイントを経由するTOKYUルートですが、簡単に説明すると
各種ポイントサイト→ドットマネー→TOKYUポイント→ANAマイル
という流れになります。
交換率は75%で、現在の主流である81%のLINEソラチカルートに比べると若干交換率では劣ります。
しかし、LINEソラチカルートに比べて交換回数が少なくて済むというのがこのルート最大の利点と言えるでしょう。
例えばハピタスだと従来、
ハピタス→PeX→三井住友カード→Gポイント→LINEポイント→メトロポイント→ANAマイル
と、6回の交換が必要でその分完了までの期間も長くなっていました。
一方、TOKYUルートでは、
ハピタス→ドットマネー→TOKYUポイント→ANAマイル
となり3回の交換で完了します。
Gポイントに交換できるポイントサイトでも4回の交換が必要になりますが、TOKYUルートだと同様に3回です。
そして交換回数が減った分、交換にかかる期間も約1ヶ月半程度まで短縮されています。
あと地味に交換上限が10万ポイントと、かなり上に設定されています。
大量のポイントを抱えている羨ましい人には朗報ですね。
ソラチカルートの閉鎖以降、ドットマネーは中継サイトとして陸マイラーに利用される機会が格段に減っていましたが、今回のTOKYUルート開通で再び利用頻度が上がると見られます。
TOKYUルートとLINEソラチカルートの比較
LINEソラチカルート | TOKYUルート | |
交換率 | 81% | 75% |
交換回数 | 4~6回 | 3回 |
完了期間 | 3~4ヶ月 | 1ヶ月~1ヶ月半 |
交換上限 | 20,000ポイント/月 | 100,000ポイント/月 |
TOKYUルート開通のための準備。
TOKYUポイントを経由したTOKYUルートを利用するためにはいくつかの準備が必要ですのでそれについて書いていきますよ。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードの発行。
ソラチカルートにソラチカカードが必要なように、TOKYUルートにはTOKYUカードが必要になります。
そして、TOKYUカードの中でも、TOKYUポイントから75%でANAマイルに交換できるカードは「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」のみとなります。
基本的な情報は、
- 発行会社 三井住友カード
- 国際ブランド Master
- 年会費 2,000円(税別)→ マイペイすリボに登録の上年1回以上の利用で751円(税別)
- 家族カード年会費 1,000円(税別)
- 締日 毎月15日
- 支払日 締翌月10日
- 搭載電子マネー PASMO
- ポイント ワールドプレゼントポイント、TOKYUポイント(東急グループ利用時)
こんな感じです。
新規入会時と毎年の継続時に1,000マイルもらえるため、陸マイラーの間では以前からお手軽マイル発生機として知られていました。
今回のTOKYUルート開通で更に日の目を見る優良カードにクラスチェンジを果たすことになりました。
こちらのカードを発行する際にはポイントサイトを経由することでお得に発行することができる場合があります。
2019年7月24日現在だとちょびリッチで2,500円相当のポイントをもらうことができます。
ポイントサイトのポイントは現金化も可能ですし、マイルに交換することも可能ですのでぜひご利用下さい。
ドットマネーの登録。
ポイントサイトとTOKYUポイントの中継基地となるのがこのドットマネーというポイントサイトです。
TOKYUポイントに交換できるポイントは極端に数が少ないのですが、そのうちの一つがこのドットマネーのポイントです。
流れとしては各種ポイントサイトで貯めたポイントをドットマネーのポイントに交換し、それをTOKYUポイントにしてANAマイルにすることになります。
ドットマネーは最近陸マイラーになった方はスルーしているかもしれませんが、マイルへの交換ルートは複数持っておいて損はないのでこれを機に登録しておくといいでしょう。
ドットマネーの詳細や登録手順についてはこちらの記事をご参照下さい。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード専用Web会員サービスへの会員登録。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードが届いたらやらなければならないことがこちら。
三井住友カード発行のクレジットカードを既に持っている場合、三井住友のVpassには自動的にANA TOKYUとして追加されていますが、TOKYUポイントを利用するためにはもう一つTOKYUポイント用のWEBサービス(東急ベルID) への登録が必要になります。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード専用Web会員サービスの登録はこちらから
登録手順について簡単に説明していきますね。
まずは上のリンクから登録ページへ飛びます。
ページ遷移したら下にスクロールして、
「新規登録・ログインはこちら」のボタンをクリックします。
続いて右側の「新規会員登録」をクリックします。
登録用のメールアドレスを入力し、規約を読み「同意する」にチェックを入れて仮登録を行います。
これを押すと登録したアドレスに本登録用の確認メールが届きます。
メール本文中にある本登録用URLをクリックしましょう。
登録情報の記入ページに遷移しますので、必要な情報を記入していきます。
- メールアドレス(入力済み)
- パスワード ※半角 英数字混合で8文字以上
- 氏名(漢字・カナ)
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 電話番号
- 日中の連絡先
- 秘密の質問
これらを入力したら「登録する」をクリックして確認画面に進みます。
内容を確認して正しければ「上記の内容で登録する」をクリックして登録は完了です。
登録がちゃんと完了していれば登録完了のメールも届きます。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードを東急ベルIDに紐付け。
さて、東急ベルIDを取得したら、その勢いで手持ちのクレジットカードを紐付けてしまいましょう。
お手元にANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードをご用意ください。
準備ができたら東急ベルIDの登録完了画面にある「次へ」をクリックします。
するとクレジットカードの情報入力画面に遷移しますのでお手持ちのカード情報をもとに入力します。
入力が終わったら規定を読んで「登録」ボタンをクリックします。
これでTOKYUルートは開通です。
LINEソラチカルートが閉鎖したときの備えとして維持しておくもよし、交換期間の短さを買って即使い始めるもよしですね。
この準備さえ整えたら、あとは貯まったポイントに応じてポイントサイトからドットマネー→TOKYUポイント→ANAマイルと交換手続きを行っていけばOKです。
ログインに関するちょっとした罠。
こちらの東急ベルIDですが、ログイン時に少し注意が必要です。
例えばログアウトしたときにTOKYUポイントのトップページに戻されます。
再度ログインしようとするとき、
この画面からログインに進むわけですが、
いかにもログイン情報の入力欄というところに入力してもログインすることはできません。
そもそもここの入力欄にはメールアドレスやパスワードが全桁入力できずに切れてしまいます。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードでTOKYUポイントに登録した場合、ログイン画面はここではなく下にスクロールして本来のログイン画面に移動しなければいけません。
スクロールしてログインボタンをクリックするとANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードの案内ページに飛びます。
ログインするためにはこのページでもさらに下にスクロールしなければいけません。
新規登録時と同じボタンになりますが、この「新規登録・ログインはこちら」というボタンをクリックします。
ここでやっとログインできる画面にたどり着けます。
ログアウトしてログインし直したりするときなど、素直に進んでいくといきなり弾かれたりするので気をつけてくださいね。
直接のログイン画面をブックマークしておくと便利です。
TOKYUルートの概要と準備まとめ。
- ドットマネー→TOKYUポイント→ANAマイルの75%交換ルート開通。
- 交換率では81%のLINEソラチカルートに及ばないが、交換回数と交換にかかる期間で優位。
- 交換上限が月10万ポイント。LINEソラチカルートで溢れた分を回すという利用法もある。
- ルート開通には「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」を発行する必要あり。
- 上記カードはちょびリッチなどのポイントサイト経由して発行してポイントゲットも可能。
- カードを発行したら「ドットマネー」と「東急ベルID」に登録。
- カードを紐付けしたらTOKYUルート開通。
- 東急ベルIDはログインが少し回りくどいので注意。
こんなところでしょうか。
正直このTOKYUルートの開通で、以前に開通させたみずほルートが瀕死状態になっているような気もしないではないですが、まあルートは多く確保するに越したことはありません。
「時間かかっても最高交換率のソラチカにしか興味ないぜ!」という方も、この先万が一のルート閉鎖に備えて2番手の交換ルートを用意しておいて損はないと思いますよ!
ではまた!
↓みずほルートについての記事はこちらです。