札幌ドームで行われたサザンオールスターズのライブに参加してきました。
そこで得た経験を元に札幌駅と札幌ドームの往復についてどう立ち回るのがいいかを書いていきますので、札幌駅などにホテルを取る予定の遠征組の方の参考になれば幸いでございますよ。
スポンサーリンク
目次
行きは地下鉄で大失敗。東豊線は罠だった!
今回は私1人での参加ということもあり、集う時間のバラける往路は地下鉄でいいであろうと甘く考えていました。
しかし結論から言うとこれは大失敗でしたので、多少時間に余裕を持たせてシャトルバスで向かうことをお勧めしますよ。
まず東豊線のさっぽろ駅は結構遠い。
これは宿の位置によって有利不利が変わりますが、東豊線のさっぽろ駅はJR札幌駅や地下鉄南北線のさっぽろ駅からかなり離れています。
JR札幌駅から向かうとすると、まず大通り方向に150mくらい南下したところに南北線のさっぽろ駅があります。
東豊線のさっぽろ駅はそこから東方向に約200m進んだところにあります。
つまり、JRの札駅周辺を拠点とした場合、駅に着いてからL字型に300m以上歩かされることになります。
往路なのにギュウギュウ。大通駅から常時すし詰め状態。
これが一番誤算だったのですが、地下鉄東豊線は往路から大混雑です。
福岡ドーム公演のときには混雑はしていたものの、押し込められているという感じはなく、あくまでただ混んでいる程度でした。
しかし、札幌ドームの最寄り駅である福住駅に向かう札幌市営地下鉄東豊線は福岡とは別次元の混み具合で、東京で例えるなら通勤ラッシュ時の東西線くらいの混みっぷりです。
特にさっぽろ駅の次、大通駅で大量の乗客が流れ込んできます。
私も生まれて初めて駅員さんに押し込まれる経験をしました。
駅に着いてからも進めない!遠い札幌ドーム。
やっとの思いで福住駅で降りるわけですが、この福住駅は東豊線の終点です。
つまりこのすし詰め状態の乗客は全員ここで降りることになるのです。
そしてこの福住駅もそれほど大きい駅ではないのでホームに降りても階段を上がっても改札を出ても大混雑です。
電車を降りてからは人の流れに身を任せ、牛歩で駅出口を目指すのみとなります。
札幌ドームへ向かう3番出口方向は完全に大渋滞が起こっているので分かれ道で駅員さんがメガホンで、
と叫んでいました。
私はそれを信じて多少空いている4番出口へと向かいます。
確かに少し早く歩くことができましたが、それでもサクサクとはいきませんでした。
地上に出ると、札幌ドームへと向かう人の列がしっかりできており、なかなか追い越して進む隙間ができません。
それでも4番出口側は道幅が広く少し空いている分、反対側(3番出口側から出てきた人の列)よりは早く進むことができました。
3番出口側は歩道の幅も狭いので、イベント時には3番出口から出るのは避けたほうがいいでしょう。
ホームを降りてから札幌ドームへは通常だと15分もあれば着くのですが、この日は結局25分弱くらいの時間を要しました。
まあそれでも時間で見れば一番速いのですが、少しでも渋滞を避けてストレスを軽減したいのであれば地下鉄東豊線で札幌ドームへ向かうのは往路でもおすすめはできませんね。
往路もシャトルバスを利用したほうがストレスは少なそう。
私は往路に東豊線を使ってしまったので使用感はわからないのですが、人混みのストレスを軽減したいのであれば往路でも積極的にシャトルバスを利用するのがいいでしょう。
というのも札幌ドームは、基本的に入り口が「北ゲート」「南ゲート」の2つしかありません。
そして、往路でメインとなっている東豊線組は北ゲート方面に流入してくるのです。
私はライブトラックの写真を撮るために、北ゲートから入場せず東側を回って南ゲート方面に抜けていきましたが、北ゲートに比べて南ゲートは格段に空いていました。
やはり東豊線ユーザーが多いため北ゲートのほうが混むようです。
シャトルバスは4路線ありますが、全て南ゲートの方に着きます。
そのため混雑している北ゲート周辺を避けて入場できます。
スポンサーリンク
札幌ドーム発着のシャトルバス基本情報。
シャトルバスの発着場所は、
- 地下鉄南北線「真駒内駅」
- 地下鉄南北線「平岸駅」
- JR線「白石駅」
- 地下鉄東西線「南郷18丁目駅」
以上の4路線です。
番号は札幌ドームシャトルバス乗り場の番号に対応しています。
札幌ドームに向かう往路便は、イベント会場時刻の30分前からイベント開演時刻まで運行しています。
よほど遅く行かなければ乗り損ねるということはないでしょう。
各発着地と札幌駅を行き来する場合、4番の南郷18丁目駅のみ大通駅での乗り換えが必要になります。
他は地下鉄やJR線を利用して1本で札幌駅に向かうことができますが、1番の真駒内駅は南北線の始発駅ですので札幌駅までは少し時間が多めにかかります。
ただ、時間はかかりますが始発駅なので座って帰ることも可能です。
乗車運賃は一律210円で、交通系電子マネー(Suica、PASMOなど)が利用可能です。
注意点としては、シャトルバスの案内などには運賃後払いと書いてありますが、一律料金にもかかわらず乗車時と降車時の両方でタッチしなければいけません。
都市部一律料金のバス利用に慣れている方などは充分にご注意ください。
現金支払いの場合は降車時に運賃箱に現金を投入するだけでOKです。
気になるバスの頻度ですが、帰りはバス自体の待ち時間はほとんどありません。
1台のバスにある程度乗せたらすぐに出発し、そばで待機している次のバスがすぐに乗車を開始します。
私の見た限り、バスの到着待ちの時間は全くありませんでした。
札幌ドーム~JR白石駅~札幌駅で実際に利用してみた。
シャトルバス乗り場は結構な混雑。
イベントなどでは開演前に利用を促していることも多く、札幌ドームからの帰りの手段としてシャトルバスは結構メジャーです。
少なくともナゴヤドーム帰りの路線バスのような裏技扱いとはいかないのが辛いところです。
ドームを南ゲートから出たら左手方向に進みます。
すると右手に尋常じゃない台数のタクシーと輪をかけて尋常じゃない人数のタクシー待ちの行列が目に飛び込んできます。
確かに乗り換えなしで札幌駅に到着できるのは魅力ですが、料金は大体3,000円くらいかかります。
お金に余裕のある方のみご検討ください。
それを横目に進んでいくと、各乗り場の最後尾プラカードを持った人が見えてきますので目的の乗り場の最後尾を探します。
札幌駅に行くにはどれに乗ればいい?
さて札幌駅に向かう場合ですが、上述したとおり到着地から1本で行けるバスは3路線あります。
それぞれメリットデメリットがあるので、以下にまとめてみます。
行き先 | 行列 | 到着地まで | 到着地~札幌駅 | 備考 |
1.真駒内駅 | 短め | 25分 | 18分 | 始発駅なので座れるかも。 |
2.平岸駅 | 長め | 25分 | 10分 | 所要時間は最短。 |
3.白石駅 | 普通 | 30分 | 6~8分 | JR線は比較的空いている。 |
こうしてみるとやはり所要時間が短いのは平岸駅行きです。
ただし、バス乗り場の行列も長めですので状況によって別の行き先を選ぶのがいいでしょう。
真駒内駅行きは行列は短めですが、その分到着地からの所要時間が長いため、よほど空いているということでなければ平岸駅か白石駅行きを選ぶことになると思います。
この2つのどちらを選ぶかは行列の長さを実際に見て選ぶのがいいのですが、注意点が一つあります。それは、
乗車位置がズレているのでどちらの行列が長いかがパッと見でわかりにくい
ということです。
ドームから向かった場合、バス乗り場はU字型に右側に大きく回る形になっており、手前から
- 真駒内
- 平岸
- 白石
- 南郷18丁目
の乗り場となっています。
ちなみに新札幌駅行きのシャトルバスは2018年に廃止になりましたのでご注意を。
まず最初に真駒内と南郷18丁目の最後尾が見えてきます。
一瞬、
とビビることになりますが、実際には乗り場がすぐ近くなので行列は常に一番短いと思っていいでしょう。
逆に南郷18丁目行きは乗り場が一番奥にあるにもかかわらず最後尾がかなり手前で見えてきますので列が一番長い激戦区です。
平岸と白石はその間くらいという感覚でしょうか。
平岸行きのほうが手前で最後尾が見えてきますので行列がかなり長いように感じますが、平岸行きの乗り場のほうが手前にありますので見た目ほど長さに差はないかと思います。
私のときは若干平岸のほうが長いと感じましたが、その時々によって変わるかもしれません。
結局私は白石駅行きに乗りました。
待ち時間は、座りたい人の列でおおよそ15分くらいでした。
15分で座って帰れるならまあ悪くないと思います。
- 札幌駅に行くためには、真駒内、平岸行きに乗って南北線か白石駅行きに乗ってJR線。
- 真駒内からは一番時間がかかるが行列は短いので立って待ちたくない人向け。
- 平岸行きと白石行きは白石行きのほうが若干列が短いが、タイミングによっては変わらない場合がある。
- 早く帰りたい人は平岸行きか白石行きで行列の短そうな方に並べばOK。
所要時間の一例。白石行き~札幌駅
これは私が実際にサザンのライブから帰ったときの所要時間です。
席はアリーナ席正面後方でしたので、規制退場により退出の順番はかなりあとの方でした。
- 21:25 終演、規制退場開始
- 21:50 退場開始
- 22:00 ドーム退出
- 22:15 白石駅行きシャトルバス最後尾に並ぶ
- 22:30 バス発車(着席列)
- 22:53 白石駅到着
- 23:02 札幌方面電車到着
- 23:10 札幌駅到着
こんな感じです。
最後尾に並んでからバスに乗り込むまでよりも、退場を開始してからバスの列にたどり着くまでのほうがより多くの時間がかかるようです。
というのも、ドームの出口からシャトルバス乗り場まではずっと人混みで、タクシー待ちの列に並ぶかどうか迷っている人の人混みや、シャトルバスの列を間違えて引き返す人などを乗り越えて列を探さなくてはいけないので、なかなかスムーズに乗車列にたどり着けないのが実際のところです。
並んでさえしまえば割とサクサク列は進みますので、最後尾のプラカードを見つけるところまでがヤマ場と言ってもいいでしょう。
電車の本数で言うと、JRも南北線もそれほど変わりはありません。
おおむね7~10分に1本ですのでそれほど待たされることもありません。
また、白石駅からのJR線はそれほど混雑しておらず、空いている席を貪欲に探せば座って帰ることも可能です。
上記はアリーナ席での退場時間ですので、スタンド席などでもう少し早く退場を開始できる場合は札幌駅の到着時間は大幅に早くなります。
退場順ばかりは運ですので祈りましょう。
スポンサーリンク
白石駅行きシャトルバス利用時、帰り道の注意点。
実際に利用したルートでの注意点がいくつかありますので初めて利用される方はご留意いただければと思います。
急にできる立ち乗り列。前から作れや!
私の事前情報では、シャトルバスを待つ列は各乗り場で2列あると聞いていました。
- 座って帰りたい人のA列
- 立ち乗りでも早く帰りたい人のB列
しかし実際には列が1列しかなく、とりあえず私はそれに並ぶことになります。
すると何故か後ろの方から、
と、スタッフが列後方にいた人達を引き連れてきて、あっという間にB列ができてしまいました。
私はその時点で既にあと2~3台くらいで順番が回ってくるくらいの前方にいたため、完全に後ろの人に追い越されてしまった形になりました。
今からB列に加わっても今の位置より後方に追いやられてしまうという理不尽な仕置です。
いや普通前の方から案内するよね!?
さすがに後ろの人達より後に回って立って帰るのは馬鹿らしいのでそのままA列となった元の列に留まり、座って帰ることを選択しました。
このように、場合によっては不意打ちで後方からB列が生成されることも稀にありますので充分にご注意下さい。
バスのICカードタッチは乗車時と降車時の両方で!
上でも述べましたが、シャトルバスでは各種交通系電子マネーの利用が可能です。
そしてバスのシステムは基本的に地方や郊外のシステムと一緒で、本来は整理券を取って降車時に対応した料金を支払うシステムです。
しかし、ドームから行き先までの運賃は定額210円となっておりこれが混乱を生む要因となっているようです。
もちろん一律料金ですので現金払いの場合はわざわざ整理券を取る必要もなく降車時に210円を支払えばOKです。
しかし、ICカードでの支払い時にはシステムを省略することができず、乗車時にもタッチしなくては降車時に正しく料金を支払えないようです。
しかし、実際に乗車時にタッチし忘れた女性が不満顔で現金支払いをさせられていましたので払えないものと思っていたほうがいいでしょう。
一律料金だと忘れがちな乗車時のタッチを忘れないように細心の注意を払ってくださいね。
白石駅のホーム表示を盲信してはいけないという小さな罠。
これは私が実際に引っかかった小さなトラップです。
JR白石駅行きのシャトルバスを利用しない方には関係ありません。
JR白石駅ホーム乗降場所には親切にも足元に「○両目」という案内板があります。
私はそこの「6両編成3両目、3両編成3両目」と表示のある場所で電車を待っていました。
そして電車が到着するのですが、来た電車は私の目の前をサーッと通り過ぎて行きました。
よく見るとその電車はなんと2両編成、3両目の場所に止まるはずもなく、私とその後ろに並んでいた人達は電車にスルーされ、
と一斉にずっこけてしまいました。
乗車は間に合ったもののすごく恥ずかしい思いをする羽目になってしまいました。
JR白石駅を利用する場合は、容赦なく2両編成も来ますので次の電車の編成は必ず確認するようにしましょう。
それが面倒であればなるべく前の方で電車を待つほうが得策です。
さもなくば電車にスルーされて辱めを受けることになりますよ!
くれぐれも足元の案内表示を盲信して恥をかかないようご注意下さい。
スポンサーリンク
札幌ドーム~札幌駅、イベント時の行き帰り注意点まとめ。
- 札幌ドームの最寄り駅は東豊線「福住駅」
- 東豊線のさっぽろ駅はJR札幌駅から結構歩く。
- 東豊線は往路ですら激混み。
- 往路で地下鉄を利用した場合、福住駅では3番出口より4番出口のほうが少し早く進む。
- 実際は地下鉄よりも、時間に余裕を持ってシャトルバスで向かうのがよさげ。
- シャトルバスの発着地は「JR白石駅」、「南北線平岸駅」、「南北線真駒内駅」、「東西線南郷18丁目駅」の4つ。
- 札幌駅(さっぽろ駅)まで1本で行くのは南郷18丁目を除く3線。
- イベント終演後、まず向かうのは「南ゲート」。
- バス乗り場までは基本人混み。
- シャトルバスの利用は札幌ドームではメイン手段の1つなのでガラ空きとはいかない。
- しかし絶え間なくバスが来るためバス待ちの時間はなし。
- 待ち時間のほとんどは乗車待ちの時間。
- 行列が一番短いのは真駒内行きだが、札幌駅までの所要時間が長い。
- 「平岸行き」と「白石行き」で列の短い方を狙うのが吉。
- ただし乗車位置がズレているので長短が比べにくいことも。
- よくわからない場合はまあどっちでもいいのでは。
- 基本的に座るA列と立つB列があるとのこと。
- 急遽後方からB列が生成されることもあるので注意。
- 料金は一律210円(子供110円)。
- 現金払いは降車時に支払い。
- 交通系電子マネー(Suica、PASMOなど)利用可。
- 電子マネー利用時は乗車時と降車時の2回タッチ。
- JR白石駅利用時は足元の案内板を盲信しない。
- 2両編成の電車も来るのでなるべく前方で待つのが良さそう。
- 規制退場の順番次第では札幌駅到着まで1時間半~2時間かかる。
- 帰りの福住駅は行ってないけどたぶん地獄。
- シャトルバスを制するものは札幌ドームを制す?
残念ながら札幌ドームでは、ナゴヤドームやヤフオクドームのような裏技的な帰り方というのは存在しません。
しかし、シャトルバスを有効利用することでメットライフドームのようなカオスをある程度避けることは可能です。
みんな一斉に帰るドームでのイベント時には少しでも快適に帰りたいもの。
この記事で少しでも快適に帰れる方が増えてくれれば幸いでございますよ。
ではまた!
スポンサーリンク