クレジットカード

ANA銀聯カードのノルマ3万円をやっとクリア。どこで使ったかまとめてみた。

※この記事は約 10 分で読めます。

ANA VISAワイドゴールドカードを1月に発行してから早3ヶ月、やっとANA銀聯カード利用3万円のノルマをクリアすることができました。
もしかしたら利用できるお店が見つからず苦しんでいる方もおられるかもしれないので私が利用できた店舗を晒していきます。

ANAカードのキャンペーンの中に、
「発行月を含む6ヶ月以内にANA銀聯カード3万円利用でワールドプレゼント5,000ポイント(5,000マイル相当)ゲット」
という項目がありました。
年会費も無料ですので申し込んだ方も多いと思います。

ちょっと古いですがANAカードのキャンペーンについて書いた記事はこちら。

甘かった見積り

私はこのANA銀聯カードのキャンペーンについては当初楽勝だと思っていました。
ネット通販などで3万円なんてすぐでしょうし、町中でも銀聯カードのロゴはよく見かけていましたので、都心部だし使い所はいくらでもあるとタカをくくっていたわけです。

ネット通販は全滅

当初の楽勝気分はいきなり打ち砕かれます。
利用しているネット通販で使えるカードを調べてみても全然使えるところがないんですね。
西友、Amazon、LOHACO、ヨドバシ、ユニクロすべて銀聯のロゴは見当たりませんでした。

それもそのはずで、ANA銀聯カードのシステムとして暗証番号とサインの両方が必要なので、ネット通販でその条件が満たせないものですからそもそも使えないのですね。

Amazonで銀聯カード使えるという話が出たが…

少し前に、Amazonが銀聯カード利用可能に、というニュースがありましたが、これも三井住友カードや三菱UFJが発行している日本人向けの銀聯カードは対象外だそうで、結局ANA銀聯カードもAmazonでは使えずじまいでした。

その時のやり取りの詳細は下記にて。

結局実店舗に頼るものの

かくしてANA銀聯カードを利用するために実店舗を探さなければいけなくなってしまいました。

中国に行く人であれば3万円の買い物に困ることはありませんし、大型家電量販店などで大きな買い物をする人も3万なんてすぐでしょう。
しかし困ったことに私は内勤サラリーマンなので中国に行く用事などありませんし、そうそう大きな家電を買い換える予定もありません。
やむなく日常の細かい金額を積み上げて3万円をクリアすることにした次第です。

銀聯カードが使えた実店舗

私が銀聯カードを実際に使った実店舗を紹介していきます。
申し訳ありませんがいろんな駅にあるチェーン店に限り、家バレの危険があるので店舗名は伏せさせて下さい。

前提条件として、使用時には暗証番号とサインの両方が必要です。
暗証番号は、カード発行時に決めた暗証番号4桁の前に「00」をくっつけた6桁を入力します。
まだ利用されたことのない方は暗証番号をご確認の上、00を頭につけることを覚えておいてくださいね。
4桁だとはじかれますよ。

京王百貨店 新宿店

京王百貨店ロゴ

子供がハイハイ期だった今年の1~2月にかけて、たまに京王百貨店のキッズルームを利用していました。
その時によだれかけのスペアを忘れてきたのに気づき、その階のベビーグッズ売り場で購入しました。

そこで銀聯カードが使えるか訪ねたところ、迷うこともなく使えるというお返事。
店員さんも慣れている感じで、1,500円ほどでしたが決済もスムーズでした。

ただ売り場によってスムーズに行く行かないの当たり外れはあるかと思いますのでそのあたりはご了承下さい。

小田急百貨店 新宿店

小田急百貨店ロゴ

こちらも子供を遊ばせるためキッズスペースに行ったのですが、その帰りに晩ご飯用に惣菜を買うため地下の惣菜売り場に行きました。

京王百貨店の一件で勝手に「デパートはいけるだろう」と思っていたんですが意外と大変でした。
「銀聯カードでお願いします。」
と言ってカードを渡したところ、店員さんは明らかにテンパってしまい、カードを通しては首を傾げ、最終的にバックヤードのベテランっぽい店員さんを召喚してやっと決済できました。
システム的には可能なようですが、惣菜売り場は銀聯カードはほぼ使われないんでしょうか、銀聯カード決済時に使う暗証番号用の端末はコードでぐるぐる巻きにされて奥にしまわれていました。
ベテラン店員さんが慌てて暗証番号用の端末を引っ張り出して決済する感じですね。

その直後に隣のお店で追加の惣菜を買い、同じように銀聯カードの決済をお願いしたところ、こちらもレジの店員さんがやり方を知らず、同じようにバックヤードの店員さんを呼ぶんですが今度はその店員さんも使い方がわかりません。
さすがに悪いと思ったので
「別のカードにします?」
と申し出たのですが、
「大丈夫です。いけます!」
と言い、さっき私が銀聯カードを使った、隣のお店の店員さんを捕まえてやり方を聞いてきました。
そこまでしなくても…。

おかげさまで小田急百貨店地下惣菜売り場では銀聯カードを利用する事ができましたが、夕刻の混雑時に3,000円程度の決済で色んな人のてを煩わせてしまったので申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

使えることは使えますが、基本惣菜売り場は慣れていないため急いでいるときなどはおすすめできません。

洋服の青山 新宿東口店

洋服の青山ロゴ

ワイシャツやネクタイなど、ビジネス小物の買い増しのため立ち寄ったお店です。
ダメ元で銀聯カードが使えるか尋ねてみたところ、あっさりOKとの回答。
やはり繁華街で中国人客がある程度見込めるところは強いようです。

店員さんも結構慣れていて、京王百貨店ベビーグッズ売り場以来のストレスなし決済ができました。
ここで3万円のうち15,000円を消化できたのは、後々のことを考えると大きかったと思います。

伊勢丹新宿店

伊勢丹ロゴ2

小田急百貨店の一件で懲りずに地下惣菜売り場でチャレンジしてみました。
結論から申し上げると今回は後続のお客さんを待たせるようなことはありませんでしたが、自分がすごく待ちました。

まず買い物をして銀聯カードが使えるか尋ねると、
「ここの機械に銀聯カード用の端末がついていないのでちょっとお時間かかりますが大丈夫ですか?」
と聞き返されてしまいました。
まあ自分は急いでるわけではないので構わない旨を伝えたところ、その店員さんは内線で誰かと話しています。

しばらくすると、惣菜売り場らしからぬスーツのお兄さんが私のところへ駆け寄ってきました。
「お待たせ致しました。こちらでお支払を承ります。」
と、百貨店の通常のお店宜しく私のカードを持ってどこかへ立ち去っていきました。

おいおい暗証番号あるのに普通クレカみたいに決済しようとしてない?大丈夫?と心配しながらも私は待つしかありません。
外国だったら店員がカードを持ち去るとか恐怖しかありませんが、幸いここは日本の大手百貨店、とりあえず向こうが見失わないように動かず待つのみです。

待つこと数分、なんとそのスーツの店員さんが、コードレスの暗証番号用端末を持ってきました。
「お待たせしました。すいませんが暗証番号の入力をお願いします。」
そういうシステムか-と思いつつ、言われるままに暗証番号を入力します。
これでサインして終わりかと思いきや、もう一度その店員さんは立ち去ってしまいました。
決済処理は元の場所に戻らないとできないんでしょうか、さらに数分ほど待つことに。

「お待たせしました。最後こちらにサインだけお願いします。」
サインするための伝票が別の場所じゃないと出なかったんでしょうね。

伊勢丹の地下惣菜売り場で決済するには大体10~15分ほどの時間が必要なようです。
もちろんお店によっては銀聯カード用端末を備えたところもあるのかもしれませんが、ここで銀聯カードを使うのであれば待たされるつもりで行ったほうが精神的ダメージが少ないと思います。

ちなみに、決済に十数分かかるのは私も妻も想定外でしたので、妻が待っているところに戻ったときには妻が鬼のような顔をしていました。

鬼の形相

どうやら私が呑気に決済を待っている間に子供がえらくぐずったようでした。
「二度とここで銀聯カード使わないで!」
としっかり釘を差されてしまいました。つらい。

今回も4,000円程度の決済でスーツ組の店員さんにまで手間をかけてしまい、
「もう銀聯カードの存在自体が悪なんじゃないか」
くらいの気持ちになりかけていました。

くすりの福太郎(一部店舗)

福太郎ロゴ

妻に怒られてデパート惣菜売り場での銀聯カード使用が差し止められてしまい軽く絶望していましたが、そういえば昔中国人がおむつの爆買いをしていたことを思い出しました。

「もしかしたらドラッグストアいけんじゃね?」

そう考えた短絡的なおっさんは、近所の福太郎で使えるか聞いてみました。

「銀聯カード?大丈夫ですよ」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

「あーでもすいませんここのレジの端末壊れてますんで向こうのレジでいいですかね?」

そんなパターンもあるのかい!

後ろに結構人が並んでいたので小心者のおっさんはその日は諦めて別のカードで決済しましたが、後日ちゃんと決済ができました。

ただそこの店舗で銀聯カードの使用がほとんどなかったのか、暗証番号用の端末は、暗証番号入力時の「*」マークが見えないレベルで埃をかぶっていました。
しかし使えてしまえば埃など些細な事です。
晴れて3万円のノルマをクリアすることができましたので、心置きなく銀聯カードを机にしまえます。

※ツルハグループの銀聯カード利用について

ツルハロゴ

あとで調べたところ、ツルハグループは一部店舗で銀聯カードが使えるとホームページに記載がありました。
一部と言ってもそれなりの数の店舗で利用可能なようです。頼もしい。

しかもツルハグループではホームページ内で店舗の条件検索が可能なのです。
住んでいる地域と銀聯カード使用を条件指定して検索することで、近くの銀聯カード使用可能店舗を検索することができます。

ツルハグループの店舗検索はこちら

ただし、銀聯カード特有の事情で注意しなければいけないことがあり、ホームページの検索で「銀聯カード利用可能」とされている店舗であっても、国内発行の銀聯カードは実は使えなかった、もしくは使えるけれども現場の店員さんが使えることを知らずに断られた、などの事態は充分にありえます。

ですので上記店舗検索についても、「ここに行けば必ず使えてノルマクリア楽勝!」と言うものではなく、「HPで使えそうな店舗があるみたいだから聞いて見る価値はあるな」くらいにご参照くださればと思います。

まとめと感想

当初楽勝と思っていた銀聯カードのノルマですが、都心部にもかかわらず気苦労の絶えない案件消化となってしまいました。
都心部でこれですから地方でこのノルマを消化しようとされている方の苦労たるや相当のものかと思います。

特にこの銀聯カードに関しては、検索してもサクッと最適解は出てこないんですよね。
この記事を含む、ブログとかで挙がっている「ここで使えた」「ここは使えない」とかってどれも局所的なもので、銀聯カードに限って言うと、チェーン店であっても必ずしも取り扱いが統一されているわけではなく店舗によってまちまちだったりするわけです。
しかも利用可否に関する情報が従業員(現場、電話窓口含む)で正しく共有されてすらいないという罠。
陸マイラーにとっては普通に持っていてもおかしくないANA銀聯カードですが、世間的には日本人が持つようなカードではないわけですね。
そう考えると日本人が国内発行のカードとして利用することは小売店側として想定していないとしても不思議ではありませんし、日本人が問い合わせるような窓口で正確な答えを得られないのもやむを得ないというかむしろ必然なのかなと。
言い方は悪いですが銀聯カードの浸透度なんてそんなものなんですよね。

じゃあどうすればいいのかというと、ネットであたりをつけることは可能ですが、最終的には、足を使って探すしかないんですね。
そして決済時に銀聯カードが使えるかどうかとりあえず聞いてみることです。
銀聯カードのロゴがなくても聞いてみて損はありません。
私が行った福太郎もそうでしたが、銀聯カードが使えてもロゴを掲げていないお店はあります。
断られたら別のカードを出せばいいだけですし、店員さんに、
「試してみましょうか」
なんて言われて万一通ればラッキーです。

この記事には書いていませんが、私も突撃して撃沈した店はいくつもあります。
近所のスーパー、コンタクトレンズ屋、コンビニ、調剤薬局、レストラン等々。
あてのない状態でお店を探すのであればとにかく試してみることです。
使える可能性がゼロではない店では積極的に尋ねるのが吉です。

サクッと銀聯カードで3万円を使えた方にとっては、
「何コイツ銀聯ごときで熱弁キモい」
となる記事ではありましたが、銀聯カードの使い所に困っている人って結構いるような気がします(独断)ので、この記事も局所的な使える店情報の一つとして困っている方々の一助になれば幸いでございますよ。

ではまた!


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NECOMUG
社畜のおっさんですが地道にゆるくマイルを貯めています。 最終的な野望は根室遷都ですよ。